【投資】”技術のホンダ”は今や昔?本田技研工業(7267)株主通信No.164

投資・マネー

リコール問題が尾を引くホンダ、見えない見通しに処分検討中・・・。

米国でのエアバックのリコール問題で揺れる本田技研工業(7267)から株主通信を受け取りました。今年度はこれで3回目となります。

 

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(株主通信No.164)

先日業績予想の下方修正を発表したホンダですが、2月下旬には伊東社長から八郷新社長へと交代する人事発表がなされたばかり。

今回の株主通信では社長交代について触れられてはいませんでしたが、それを差し引いても内容はあまりパッとしないというのが正直なところでしょうか。

 

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(F1復帰が唯一のトピックか)

今号では 安全支援システムF1復帰 が特集として組まれていますが、株主が気にしているところはやはりリコール問題の火消しと今後の展開についてですから、お茶を濁されている感は否めません。

株価は下方修正を発表後、材料出尽くし感があり少しずつ株価は上げ始めていますが、他と比べて完全に出遅れ感があるからでしょう。

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(Yahoo!ファイナンスより)

株価を見れば、トヨタはおろか日経平均と比べても大きくその差を付けられています。何せ5年前と比べてほとんど変化がないのですから。リーマンショックの際は株価がトヨタを逆転したとニュースになったことが懐かしい・・・。

技術力に憧れて初めて投資した銘柄がホンダ。その頃はハイブリット車やホンダジェット、風力発電や太陽光発電まで手掛け意欲的だったホンダも、最近では後手に回ってばかりで元気がありません。

現在は自動車も多様化して、電気自動車からクリーンディーゼル、燃料電池車まで、各社が特色をもって開発に取り組んでいます。

特にトヨタは燃料電池自動車の普及に貢献するため、燃料電池関連の特許実施権を無償で提供を開始しており、技術開発では完全にトヨタに主導権を奪われている感があります。

 

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(株価に伸びしろはあるか・・・?)

リコール問題の終息と共に、今後しばらくはこれまでの遅れを取り戻すようにトヨタの株価を追いかける展開が続くでしょうが、技術開発面で目新しさを感じないホンダの伸びしろはあまり期待できません。

正直なところ、僕はホンダに少し飽きているようです。バイクも自動車もホンダに乗ってきましたので、愛着はありますが、投資において先入観や思い込みは後悔の原因になります。

インサイトがプリウスに完敗してから今日まで、不安に思いながらこれまでずっと何もせずに引っ張ってきているので、今さら感は否めず、いっそ最後まで添い遂げる、という選択肢もないわけではないのですが・・・。

6月の株主総会の内容と新社長の人となりで今後の対応を検討しようと思っていますが、今後乗り換える別の銘柄が見つかったら、総会を待たずに長い付き合いにピリオドを打つかもしれません。

そうならないで済むようホンダには精一杯頑張ってもらいたい。思い出の銘柄に対する切なる願いです。

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