【CD】The Flaming Lips/PEACE SWORD

音楽・カルチャー

ザ・フレーミング・リップスの世界

昨年「The Terraor」をリリースしたばかりの我らがフレーミングリップス。そんな彼らが続けざまにEP盤を年末にリリースしていました。このところの精力的な活動、ファンとしては嬉しい限り。しかし、自らファンを公言している僕ですが、実は「The Terraor」は視聴しただけで購入には至っていない”俄か”ファンでして・・・(恥)。しかし今回のEPは視聴した途端「待ってました!」とばかり、しっかり購入しました。

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さて、今回のEPは映画「Ender’s Game(邦題「エンダーのゲーム)」の楽曲を手掛けたことによるリリースですが、ちょっと重い印象だった前作とは異なり、肩ひじ張らない自由でフラットな印象へと戻っています。選び抜かれた音の1つひとつが綿密に組み合わされ、そこに幾分皺枯れたウェイン・コインの歌声が心地良く音を束ね上げ、思わず唸るほど深く奥行きあるサウンド、そして音から広がる世界観に、見事に惹き込まれました。

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フレーミング・リップスの世界は、例えばプラスチックの欠片を集めて壮大なアートにするイメージ(もっと良い例えはなかったのだろうか・・・)、音の1つひとつは混沌として、時にチープに聞こえるのに、集合体となると息を飲むほどの美しさを放つ、幻想的な音を奏でています。

(The Flaming Lips/PEACE SWORD(OPEN YOUR HEART))

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僕が大好きな理由のもう1つに、常にどこか切なさの漂う音楽性が挙げられますが、今作でもその哀愁は健在。彼らの曲を再生した途端、周りの世界が一変する感覚に陥るフレーミング・リップスの世界は病み付きです。EPと言えども侮れぬ、彼らの魅力に溢れた作品となっています。

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