ローズメイのオレンジスライスジャムを試してみたら幸福な朝食が待っていた
パンに贅沢なネーブルオレンジのジャムを乗せて
嫁さんとパンに塗るためのジャムを買い求めに出掛けた時のこと。
軽井沢の沢屋ジャムも今や郊外のショッピングモールでも比較的簡単に手に入るようになり、毎回ジャムを切らしては沢屋ジャムの豊富な種類の中から嬉々として2種類ばかり選んでは購入し、パンに、ヨーグルトに、と使っています。
この日も沢屋ジャムの一番人気、ストロベリージャムを購入しようと思い、ジャム専門店を訪れたところ、ストロベリージャムに「人気No.2」のポップが(自分の大好きなマーマレードは「No.3」)。
てっきりストロベリーがNo.1だとばかり思っていただけに、「え?じゃあ沢屋のストロベリージャムを凌ぐNo.1はどれだ?」ってことになり、夫婦でお店の中をグルグル。
(ローズメイ/オレンジスライスジャム)
結局見つからず店員さんに伺ったところ、「最後の1瓶だったので」と奥から出てきたのがローズメイ謹製の「オレンジスライスジャム」。
マーマレードなど、ピール(皮)の入った柑橘系ジャムに目が無い自分としては試さずにはいられず、早速嫁さんの説得に掛かる。嫁さん、最初は渋りましたよね。なんせこれ1瓶で1,400円くらいしますから。「沢屋ジャム2本以上変えるじゃない」ってね。
(ネーブルオレンジの層)
でもね、この円柱形の瓶に綺麗に納まったオレンジスライスの層を見たらどうしても食べてみたくて。
国産ネーブルオレンジをスライスにして、砂糖を使わず果糖と国産ハチミツとレモン汁で煮詰め、それを1枚ずつ丁寧に瓶に納めたこのジャム。店員さんも太鼓判で、最後は店員さんの「紅茶に浮かべても美味しい」という一言で嫁さんも納得、購入に至りました。(店員さん、グッジョブ!)
(上蓋いっぱいまで納まったオレンジスライス)
固いふたを開けた瞬間、ハチミツの甘さとフレッシュなオレンジの香りが漂い、期待を大いに膨らませてくれます。
上蓋ギリギリまで詰まったオレンジスライスとそれを湛えるシロップ。ペクチンを添加したジャムのゼリー状のような印象が強いだけに、サラサラした感じはジャムというより「ネーブルオレンジのハチミツ漬け」といった印象。
(パンにそっと添えてみた)
フォークで瓶からそっとオレンジスライスをつまみ、トーストしたパンに投下。パンに塗りたくるのではなく、パンにそっと添えるジャムというのもまた新鮮です。
早速食べてみると、ジャムにも関わらず、ネーブルオレンジの果肉の瑞々しさや甘さ、そしてピール(皮)のほのかな苦みを、ジャムとは思えないほど新鮮に感じられ、果肉本来の美味しさを存分に味わえました。
ハチミツの甘さは前に出過ぎることなく、オレンジを柔らかく、果肉の甘さを上手に引き立て、ピールの苦みをマイルドに抑える調整役として全体を上品にまとめていて、思わず顔がほころんでしまいます。
家で食べるにはやっぱりちょっと贅沢なので、贈答品や来客時の紅茶に入れて出すのがいいんでしょうけど、そんなことを気にせず食べたくなる美味しさ。
1週間頑張ったご褒美として、主に週末の朝食用としていただきたいと思います。
(2015/01/18 追記)
(後日、紅茶にも入れてみた)
オレンジスライスを紅茶に浮かべてみようと思ったら重さで沈みました(笑)。しかし、品にある甘さとフレッシュな香りで美味しかったです。
2015年1月17日