【本】番犬は庭を守る/岩井俊二(文春文庫)

2012年刊行の小説が今年に入り文庫本化。これまで機会を逃して読まず終いでしたので、ちょうどいい機会だと思い手に取りました。あくまでも現実離れしたSF、そんな風に思えればまだ心も穏やかに読めたのでしょうが、その世界は妙にリアルで、一言「悲惨」が突いて出るほど、絶句し、いささか気分が滅入りました。

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【本】「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義/シェリー・ケーガン(文響社)

年明けから面白い本に連続して当たっています。今回の本は「『死』とは何か イェール大学で23年連続の人気講義(日本縮約版)」。これまで哲学とは無縁でしたが、興味深く読み耽りました。 目次を開けると、死とは何か、私たちには魂があるのか、死は悪いものなのか、永遠に生きるのは良いことなのか、死ぬという事実をどう受け止めるべきか、死ぬという事実を踏まえてどう生きるべき…

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【本】FIRE 最速で経済的自立を実現する方法/グラント・サバティエ(朝日新聞出版)

投資・マネー

若者が可能な限りの倹約に努め、収入の大半を投資に回し、早期リタイアを目指すFIRE。定年まで勤め上げ、その後は退職金と年金で悠々自適な老後生活を過ごす、という従来型の人生設計やリタイアの概念を持つ人には奇異に映り、到底受け入れ難い生き方に思うかもしれません。そしてこうも思うでしょう、「そんなこと実現不可能だ」と。

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【本】「国境なき医師団」になろう!/いとうせいこう(講談社現代新書)

「国境なき医師団」(以下MSF)に関心を示すようになったのは最近のことで、細々ながら毎月寄付もするようになり2年余りが経過しようとしています。本書は前書の現地ルポに、MSFで活動する人々のインタビューやMSFの活動に携わるようになった経緯などを収録してまとめた“MSF入門”といった趣の1冊となっています。

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【本】12か月栽培ナビNEO コーデックス/長田研(NHK出版)

サボテン・植物

こんな本を待っていました!発売されると知って即予約し、届いてからは何度となく読み返して知識を頭に叩き込んでいます。著者は「カクタス長田」のオーナー、長田研さん。今年からコーデックスに手を出した自分にとって、初めて迎える冬だけに不安でいっぱいでしたが、この時期の発売は本当にありがたく、頼れる一冊になりそう。

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【本】紛争地の看護師/白川優子(小学館)

「国境なき医師団」の活動に感銘を受け、世界で実際に起こっている凄惨な現状を感じ取りたいと思い手に取った1冊。著者が看護師として赴任したシリア、イラク、イエメン、南スーダンはいずれも戦場と隣り合わせの最前線であり、その緊迫した様子を伝えてくれる。場所も状況も異なるが、運ばれてくるのは皆戦争に巻き込まれ傷つく市民ばかりだ。

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【本】一切なりゆき~樹木希林のことば~(文春新書)

昨年9月、惜しまれつつ亡くなった女優・樹木希林さん(享年75歳)の生前の言葉を集めた一冊。乱読する本の中でも特に異彩を放ち、語られる言葉に笑いと安堵感をもたらすと共に、心の底に沈んだ不安という澱をすくい取るような力を持つ、印象深い一冊でした。

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【本】ラストレター/岩井俊二(文藝春秋)

今作は「リップヴァンウィンクルの花嫁」ほど独創的なものではなく、どちらかというとありふれた現実的な内容ですが、だからこそ岩井俊二監督がこの物語をどう録り下ろし、映画「Last Letter」として映像化するか、大変楽しみです。

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【本】学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑(サンクチュアリ出版)

一所懸命勉強をしても、なかなか成果の出ない人がいます。学生時代、テストの結果を見るたびにそう感じた人も多いでしょう(自分のその口)。そしてその差は自頭の良さや要領の良さだと半ば諦めていた人も多いはず。しかし、実はインプットとアウトプットの割合を見直すだけで、成果に大きな差が出るといいます。

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【本】バカでも稼げる「米国株」高配当投資/バフェット太郎(ぱる出版)

バフェット太郎さんの記事は毎回参考になり、中でもマネーマシンの仕組みづくりや、投資における一貫したポリシーとそれをブレずに実践される姿に憧れる身としては、ブログの”エッセンシャル版”として手元に置きたくて購入。ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」(赤本)や「株式投資」(緑本)の実践版といったところでしょうか。

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靴をビスポークする目的、履くシーン、そして込める思いを考える

僕がビスボークシューズの制作を検討中であると知ったまるすけさんから、若き靴職人 一条歩の工房での日々を描いたコミック、「IPPO」をご紹介いただきました。2月末に、とある工房にお邪魔をして、色々とお話を伺おうという段階でしたので、ビスポークシューズについて予備知識を得るためにも事前に読んでみたくて、早速購入。通勤電車内でページをめくるのがしばらくの間の僕の楽しみになりました。

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【本】お金は寝かせて増やしなさい/水瀬ケンイチ(フォレスト出版)

投資・マネー

投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を運営するインデックス投資ブロガー、水瀬ケンイチさんのこの本は、投資未経験者からインデックス投資実践者まで、投資経験に関係なく誰にも気付きを与えてくれる、大変有益な1冊だと感じます。特に私が一読をオススメするのは、最近個人型確定拠出年金(iDeCo)を始められた方。

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【本】SHOE DOG~靴にすべてを。/フィル・ナイト(東洋経済新報社)

ナイキを立ち上げたフィル・ナイトと、画期的な靴を次々と世に送り出したSHOE DOG(靴作りに憑りつかれた者)たちの軌跡を描いたのが本書になります。時にノンフィクションはフィクション以上に感動的で、映画やドラマ以上にドラマチックなもの。個人的には小説以上にずっと面白いと思います。

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【本】株式投資の未来/ジェレミー・シーゲル(日経BP社)

株価上昇と共に、SNS上では米国株投資ブロガーの方々のタイムラインが賑やかですが、そんな米国株投資家たちのバイブル的な書籍がジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」です。発行時期が少し古いためにこれまで読まずにいましたが、実際に読んでみると目からうろこが落ちるようなためになることが多く、新たな気付きもあってとても新鮮でした。

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【本】生涯投資家/村上世彰(文藝春秋)

村上世彰氏率いる「村上ファンド」を一躍有名にしたのは、ライブドアによるニッポン放送買収騒動と、それに絡むインサイダー取引疑惑であろう。5年にわたる裁判の後、村上の有罪が確定し収監されたため、世間にはいまだに悪い印象を持つ方も多いかもしれない。しかし村上氏は、近年企業に浸透しつつあるコーポレートガバナンスを株主の立場で声を上げた先駆的存在である。

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