【本】レシピを見ないで作れるようになりましょう。他1冊(9月の積読)/鉄製炒め鍋も即買い

新刊ではないのですが、タイトルに惹かれて手にしたら大いに刺激を受けた一冊を紹介します。有元葉子さんの「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」(SBクリエイティブ)。

何度も繰り返し読み返したせいで9月の”積読”は一向に消化されませんでしたが、この本のおかげで一気に料理熱が上昇。毎週末と早帰りできた日の夕食は、ハルと2人で「パパ・ハルクッキング」を楽しんでいます。
数あるレシピ本のように、1料理1レシピではなく、紹介される調理方法を通じて料理の感覚を掴みつつ、自ら考えて工夫できるよう応用のヒントが散りばめられており、レシピ本からの独立を促してくれる良本。料理の勘所を押さえるにはもってこいです。
焼く、炒める、揚げる、煮るなど、火を通すことで起こる変化への不安や、調味料の分量などを気にし過ぎてマニュアルから脱することができない初心者の心理を汲み取り、敢えて分量などは掲載せず「ほらっ、料理ってこんなに簡単で単純なことなの」と、とにかく料理のハードルを下げてくれます。
難しく考えがちな料理を解きほぐし、シンプルに要点を解説しつつ、読むだけで涎が口いっぱいに広がる完成形を想像してイメトレはバッチリ!文章に乗せられ、「よし、自分もやってみよう!」という気にさせてくれます。
むやみに食材をかき混ぜない、肉はカリカリに焼き、肉のみに味付けをする、野菜は野菜自身が持つ水分で調理するなど、押さえておけばグッと美味しくなるポイントを繰り返し頭に叩き込むと、一度も作ったことがないのに大体の要領が理解できて、料理中に慌てることもなくなりました。
エビフライ 大根と鶏の炒め煮 手羽元チキンカレー かき揚げ 餃子 豚汁
一気に料理のハードルが下がったこともあり、炒め物、煮物だけでなく、初めて揚げ物にも挑戦。見栄えはよくありませんが、ハルには大好評で、一度作ると更にハードルが下がり、またやってみようという気にさせてくれます。
ハルは一緒に料理することを純粋に楽しんでくれているし、ママも料理から解放されて、まさに三方良し。その日はお酒が美味しく、つい飲み過ぎてしまうことが玉に瑕ですが、美味しい食事を食べている時が一番の幸せだとつくづく実感し、充たされています。
本に触発されて鉄製の炒め鍋も購入
ちなみに、この本に大いに触発されて「鉄製フライパン欲しい!」ってなったよね。ただ、テフロン加工のフライパンはまだ現役、嫁さんに「まだ使えるのに」と文句を言われるので、まずは炒め鍋を購入。

リバーライト極ジャパンの28cmの炒め鍋です。油返し用にオイルポットも準備し、取扱説明書に従って油通しをして、クズ野菜を炒めて準備万端。おっかなびっくり使い始めました。
煙が出るくらいしっかり温めて、油返しをし、お肉は表面がカリッとなるまで動かさず焼く。肉を入れた直後は炒め鍋にくっついて焦りますが、動かさずに表面が焼けるのを待っていると自然と剥がれてきて「なるほど、こういうことか」と合点がいきました。
熱伝導性の高い鉄で一気に過熱すると野菜の甘みも全然違いますね。屋台の鉄板で焼いた焼きそばに入っているキャベツの甘さって格別じゃないですか。それが自宅で再現できるんですから、そう考えると思わず嬉しくなります。
早く炒め鍋を使いこなして、次は鉄製の厚板フライパンで美味しいハンバーグを焼いてみたいです。
9月の積読、もう1冊は「ウォーレスの人魚」
だいぶ話が脱線しましたが、9月に読んだもう1冊は岩井俊二監督の長編小説「ウォーレスの人魚」(角川文庫)。

これ、「スワロウテイル」が撮れられる以前に構想された1992年の小説なのですが、今読んでも違和感を感じさせない内容で、昔の毒っ気のある尖っていた頃の岩井作品が好きな自分にとっては面白かったです。
逆に今の撮影技術があれば映画化できるんじゃないかな、なんて思ったりします。
TAGS: SBクリエイティブ・有元葉子・積読 | 2021年10月21日