ピーター・リンチに学ぶ
ウォーレン・バフェットはバリュー投資、バーレン・マルキールはインデックス投資、とまぁ勧められるままに様々な投資手法の本を読んできたわけだが、今回読んだのはマザランファンドで名を馳せたピーター・リンチ。
株にのめり込んでしまい、つねに株価が気になる、難しい事業を行う企業に惹かれる、など株式病な人には頭をスコーンと引っ叩いて、スッキリさせてくれる本。株をかじったことのある人が読むと、「あるあるっ!」ってことを痛快に論破しているのが気持ちいい。
ピーター・リンチはバフェットのような典型的なバリュー投資家であるが、10戦6勝で十分満足といい、バフェットの投資術よりも自分たち庶民寄りな内容で、株式投資を難しく考えがちな投資家に対し「それでいいんだ」と安心させてくれる。
書かれたのがいささか過去なので改訂版が出るとさらに嬉しいのだが。ダイヤモンド社さん、どうでしょう?
2010年4月7日