復興の灯
「92時間ぶりに70歳の女性を救出」
「96時間ぶりに男性を救助」
原発事故のなかなか進まぬ対応への憤りと不安の中で、
ホッとさせられるニュースが流れました。
昨日のエーザイに続き、 企業の支援の手も広がっています。
・商船三井 ・・・ 義援金5千万円および自衛隊と緊急車両の現地輸送へ協力
・アサヒビール ・・・ 義援金1億円
・ホンダ ・・・ 義援金3億円および発電機の提供
まだまだ希望はあります。
さて、日経平均株価は、本日1,000円以上値を下げました。
日本にとっては大きなショックですが、致し方がないかなぁとも思います。
ですが、日本は必ず復興する、と強く信じている身としては捨て置けない状況です。
そんな中、さわかみファンド代表の澤上篤人さんからメッセージが届きました。
* * * * *
災害に遭われた方々の生活再建はじめ、社会インフラの再構築や日本全体の
生産・供給体制の正常化に向け、経済活動をどんどん高めてやる必要があります。そのためには、経済活動の現場へ資金を潤沢に、投入してやることが最優先されます。
政府・日銀による積極果敢な政策対応が望まれるところです。
われわれ長期投資家も、ここは出番です。
生活基盤の再構築や経済再建で頑張ってもらわなければならない企業群の株価が、
やみくもに売られて棒下げしています。
いまこそ、応援の買いを入れる時と考えます。株価が急落し、そのままズルズル下げ続けるのは、心理的にも経済活動に及ぼす
影響においても、マイナスばかりです。逆に、いま長期投資家の応援買いが入って、
株価が下げ止まり反発高してくれると、株式市場はもちろん
経済や社会全体がパッと明るくなります。(中略) こういう時ほど、将来に向けての明るく力強い行動が求められます。
地震などに負けてはおれません。日本人ひとりひとりが勇気をもって、
元気あふれる日本をつくっていきましょう。
* * * * *
これから日本の復興を支える企業、それを支えるのは投資家であるということ。
株式投資を始めた当初、澤上代表の本を教科書代わりにしていた自分にとっては
今こそ投資をすべき時だと思います。
東京電力、東北電力、日本製鋼所、東芝と原発関連株がストップ安の中、
他の企業も軒並み下落。
朝から目標価格を知らせるアラートが何件も通知されました。
そこで、リバランスも兼ねて、商船三井の株式を約2倍に増やしました。
かれこれ半年以上ぶりの投資です。
明日からさらに下げれば買い増し、また他の銘柄も買付予定です。
でも、できることなら明日は原発問題の好転や他のいいニュースを聞きたい。
そのニュースこそが今の日本にとって、もっとも勇気を与えてくれることだから。
2011年3月15日