U.S.A.WEEKとシューズリペア
先週、仕事帰りに行こうと予定していた場所へは地震の影響で行けなかったため、
急遽、3連休の最終日である今日、足を運んできました。
目的地とは新宿の伊勢丹メンズ館と銀座の三越です。
新宿伊勢丹では、U.S.A.WEEKの期間に合わせて、「Mのブツ欲日記」の
読者投稿によるオールデン写真とMさんの実物オールデンが並ぶということで、
これは行かねば!と、ずっと思っていました。
銀座三越へはシューズのトゥのリペア相談、ということで、こちらはオマケです。
まずは銀座三越のシューケア&リペア工房へ。
どうせ伊勢丹に行くなら伊勢丹にリペアに出せばいい、と思うでしょうが、
いつも混んでいるので、毎回気後れします。
銀座三越なら万が一今日中に仕上がらなくても職場から近いし、
銀座三越がリニューアルオープンしてから何度か利用してみましたが、
「作業は早い、価格は良心的、仕事は確実」、と3拍子揃ったいいお店。
なにより、皆さん親身になって相談に乗ってくれるので僕は大好きです。
(噂のユニオンワークスも使ってみたいけど、僕にはちょっと高い、ちょっと遠い・・・。)
さて、今回持ち込んだシューズは2足。
どちらもトゥが減ってもう補強しないといけない状態。
通常なら革を接いでもらうんですが、
今回はつま先補強をしてもらいつつ、相談次第ではスチールや
ハーフラバーを付けようと考えていました。
以下、補強リペア初心者の質問と専門家の回答。
Q1.スチールはカチャカチャ言わないの?
A1.カチャカチャ言いますが、あまり気にならないと思います。返りがついてくればつま先が地面に接触することは減ります。あんまり気になるようでしたら外してラバーを入れることも可能ですが、戻してくれと依頼したお客さんはこの一年ではいません。
Q2.ヴィンテージスチールとトライアンフ、正直どっちがいいの?
A2.完全にお好みです。ただ、お客様の場合、金具と地面の接触音が気になるかもと言うことですので、最初は面積の小さいビンテージスチールの方がよろしいかと思います。
まぁ、それなら最悪失敗しても戻せそうだし、と結局お願いすることに。
エドワードグリーンにはヴィンテージスチール(シルバー)を、
クロケット&ジョーンズにはハーフラバー(ウロコ・ブラウン)を装着することにし、
伝票に名前と連絡先を書くと、「ではお引き渡しは1時間後に」・・・って、はやっ!
料金は締めて、ヴィンテージスチール3,150円、ハーフラバー2,100円也。
ん?つま先の革足し料金とかいらないの?結構減ってましたけど(汗)
・・・んまぁ、ここはプロに任せてみましょうか。そんな待ち時間を利用して新宿へ。
新宿は銀座とは一転、いつもの賑わいを見せておりました。
伊勢丹メンズ館は相変わらず大盛況。
U.S.A.WEEKということで、いたるところにアメリカ製の服飾品が並んでいました。
最近気になるウルヴァリンやダナー、そしてオールデンが並び目移りしてしまいます。
パネル展示は賑やかな店内の中では幾分ひっそりと飾られていました。
皆さんの風格のあるオールデンを見ると、履き育てる意欲が湧いてきます。
Mさんの飾られていたタンカーブーツ、あれはカッコいい。いつかは欲しい一品です。
今回の地震がなければもっと大々的に展示されたのでは、と思うと幾分残念でした。
再び銀座に戻り、完成した靴を引き取りに。
完成したリペアはこんな感じ。
きちんと革も足していただいていました♪ほっと一安心。
ハーフラバーは上からべったり張ると思っていましたが、ラバーソールの厚み分、
アウトソールを薄く削って貼るんですね。
こちらもしっかり革足しした上に貼ってもらいました。コバの色とも合っていい感じ♪
正直こんなに安く、早くできるならもっと早くやればよかったかなぁというのが率直な感想。
革靴にスチールやラバーは邪道と言う先入観が払しょくできたのも、
Mさんのブログとユニオンワークスさんのこの記事かと思います。感謝です!
しばらく歩いてみて問題がなければ他の靴も追々補強していきたいですね。
また、明日からガシガシ歩いて、バンバン働こう!そんな気分になった一日でした。
TAGS: Repair | 2011年3月21日