色々あった3月、4月は明るい月になりますよう
東北関東大震災に見舞われた日本。
復興支援などが次第に進む中で、今後への懸念を感じています。
企業業績の悪化です。
もちろん、特需に沸く業界もあると思います。
建設、太陽光発電、そして放射能対策関連は特需で盛り上がるはずです。
ですが、モノづくりの日本としては大きな痛手を受けそうです。
特に(A)宮城、岩手、福島、茨城に工場を持つメーカーと、
(B)それら企業から原料の調達を受けるメーカーです。
(A)は操業停止および補修費用の特別損失の計上、ということで安易に想像できます。
(B)は結構広範囲で目処が立たないだけ深刻です。原料メーカーの操業停止を受け、
原料供給がままならず、雇用助成金を申請する企業が増えてきているからです。
正直、メーカー全体の今年の冬の賞与は落ち込むのでは、と考えています。
恐らく第一四半期の時点で被害状況と、原料不足による売上の大幅減が
発表され、初めて損害の大きさに気付き、しばらく株式市場が混乱するのでは、
というのが私の予想です。
リスク回避するなら現段階で影響を精査し、一時現金化することも視野に
入れた方がいい気がします。
さて、先日投資した栗田工業は2週間ほどで25%の上昇です。
栗田工業の薬剤が福島原発で使用されるという報道がなされ、
社会に貢献する企業、ということを改めて確認できた格好です。
自分一人ではあまりにも無力ですが、投資という形で企業に関わり、
投資先が社会に貢献してくれることで間接的に社会に役立てていることになります。
個別銘柄を保有することはインデックスファンドにはない醍醐味がある、
そうつくづく感じています。
TAGS: 6370 | 2011年3月31日