Finding for My Summer Style Vol.5
当日の午前中に連絡を入れ、午後にリアルショップへ訪問。
お店では店長と採寸担当の方の2名で出迎えていただきました。
まず見せてもらったのが、ゼニアのクールエフェクト生地。
品のいい光沢感となめらかな触り心地。
そしてちょっと驚いたことに、触れるとひんやりするんです。
「わかります?」と店員さん。いやはや、これはすでにいい予感がします。
早速採寸開始。
手早く測ってはオーダーシートにサラサラと記録をしていく店員さん。
手慣れた感じになんだか安心感が持てます。
「失礼ですが左利きですか?」と言われたので、そうですが、と返すと
「左腕の方が1.5cmは長いので。1cmくらいの差は良くあるんですけどね。」
・・・そうなんだ(汗)。
その分袖丈に差が出ますので、と丁寧に断りがあり、もちろん承諾。
採寸に足を運んでよかったと感じた瞬間。
その後もテキパキと測定したあと、「ちょっとこれを着てみてください」と見本を渡され、
「肩の当たりの感覚はどうですか」
「腰の絞り具合はどうですか」
と、着た感覚やシルエットの好みを細かく聞かれ、その感想もメモをしていく店員さん。
最後に、
「ジャケットなので今のスーツの上着より着丈を1.5cmから2cm短くしますね。」
その方が似合うなら、ぜひその通りに、とすでに信頼しきっている自分(笑)。
さて、続いて作りやオプションの確認作業。
ネット注文時の備考に「ボリオリのSOHO風」と書いたら
嬉しいことに、きちんとボリオリのジャケットの詳細を用意しておいてくれたんですね。
「写真で見るとボリオリのこれは肩パット省いているみたいですね。」
「ちょっと肩パット入っていないの着てみましょうか」、とまた試着。
うん、肩に吸いつくようなフィット感がいい感じ!
「じゃあ肩パットは無しにしましょう」
こういう気遣いも嬉しいです。
続いて「袖ボタン重ねますか?」との質問。
そうそう気になっていたんですよね。重ねるべきか、重ねないべきか。
正直どうなんでしょう?
「重ねるとオシャレですのでイタリアのスーツは重ねていることが多いです。」
でもせっかく白蝶貝ボタンなので重ねないできれいに見せるのもありですか?
「たしかに。ちょっとボタンに厚みもあるので重ねるとガチャガチャしちゃいそうですしね。」
プロがいると物事がスイスイ決まりますな。
「裏地はどうします?無しにもできますが」
キュプラかぁ?無しの方が涼しいかなぁ。再三逆質問で恐縮ですがどうなんです?
「夏用は無い物もありますが、せっかくいい生地で作るなら、裏地はあった方がいいです。」
いい生地・・・(ムフッ)。それならぜひお願いします。
「では裏地と裏地のステッチの色はどうします?」
ステッチの色まで選べるんですか!?
「できます。キュプラも紫系はオススメです。ステッチもオレンジとか意外に合いますよ。」
う~ん・・・(5分くらい悩んで)、キュプラは無難にネイビー、ステッチは思い切って赤で!
「はい、きっと合うと思いますよ!」
こ~んなやり取りをしながら約1時間。
じっくりと仕様を決めていく作業は心底楽しい時間でした。
完成は2週間後と、意外に早い。
不安と希望の入り混じる時間を楽しみながら待ちたいと思います。(次回に続く)
TAGS: ErmenegildoZegna・Jacket・MTO | 2011年4月17日