Finding for My Summer Style Vol.6
これまで洋服の「生地」そのものに注意することはあまりありませんでした。
「Super100’s」「Super120’s」といった最低限の知識は持っていますが、
「ミル」や「マーチャント」なんてことも知りませんでしたから、
これまでの洋服選びは「見た目」や「形」、「ブランド」などで選択していたんですね。
とはいえ、「生地」の世界をちょっと覗けば、そこは
『奥深く、天井知らず』
な世界のようで(汗)。
「知らぬが仏」なのは革靴の世界と同様のようですね(苦笑)。
(革靴の方にはもうドップリですが・・・)
エルメネジルド・ゼニアの生地と一言で言っても種類も様々あるようです。
気になる方はこちらをどうぞ。
・・・ね?樹海でしょ(汗)
さらにあるテーラーは、縫製技術で完成に大きな差が出ると言います。
「いくら最高級生地を使ったとしても技術が伴わなければ、2万円スーツ以下に見える」
そのため、「生地」だけではなく「技術」にもお金をかける必要がある、
ゆえにいいスーツが10万円、20万円かかるのは当然のこと、と。
こうなると正直自分にとってはまさに酔狂の世界です。
自分は「堅苦しいもの」「高価なもの」という型にはめるつもりはありません。
身の丈主義で、まずは楽しむことが一番ですから。
これ以上深入りするつもりはありませんが、今回の経験は
「素材から選ぶ」という選択の幅を広げてくれるきっかけになりました。
今回はオーダーという形をとりましたが、今後はどちらもこだわりなく楽しめれば最高です。
なにより、5万円以下で自分の要望てんこ盛りなジャケットがあつらえるなんて、
ちょっと感動しませんか?
さすがに定価(9万円弱でした)では手が出なかったですけど、
この「価格」・「素材」・「理想」でできた今回のオーダーには大変満足しています。
貧乏性ゆえ最後は損得勘定になっていまいましたが、
振り返ると、紆余曲折した末、最良の方法を選べたかなぁと思っています。
あ、ジャケットの完成を見ないですでに満足しちゃってますね(苦笑)
完成は来週です。さて、どんな出来になりますことやら。(次回に続く)
TAGS: ErmenegildoZegna・Jacket・MTO | 2011年4月23日