IVY入門(2)
IVYの情報をかき集め、知れば知るほど魅力的なアイビーリーグの世界。
早速ジャケットを作りに前回ゼニアジャケットを仕立てたお店へ。
H氏:「いらっしゃいませ!お?gohkitiさん、いいジャケット着ていらっしゃいますね、どこのですか?」
僕:「いやいや、これ先日こちらで仕立てていただいたやつですよ」
H氏:「知っていますよ~(ニヤッ)」
担当のHさん、いつも最高に面白く、大好きです。
前回はボリオリのSOHOを意識したイタリアンテイストでしたが、
今回はコテコテのIVY紺ブレ。
早速相談すると、
「gohkitiさんの体型でIVYを忠実に作ろうとすると、I型なので絞りもなくブカブカになり、正直失敗した、と感じるかもしれませんよ」
とのこと。
良くも悪くも脇下からズドンッとした作りが正統派のIVYスタイルらしい。
百聞は一見にしかず。
実際に見本を着せてもらうと、確かに絞りがないためブカブカ。
とてもじゃないけど、みっともない感じで着られそうにない。
でも今回はダーツを入れたくないしなぁと思っていると、
「いい型紙があるんですよ」とHさん。
この型紙、アメトラスタイルを踏襲しつつ、日本人体系に合わせたもので、
ダーツを入れずにしっかりフィットするものらしい。
仕様はダーツ抜き、袖2つボタン、フックベント、と基本を忠実に再現しつつ、
仕事でも着れるよう金ボタンをシルバーとブルーのメタルボタンにし、
裏地のキュプラも夏らしくアクアブルーにしてみました。
完成したのがこちら。
いやいや、いいんじゃないでしょうか!?
心配したフィット感もしっかりあり、体にぴったり。さすがはオーダー。
メタルボタンも表地、裏地とコントラストになってカッコイイ。
同時にチャコールグレーのパンツも作ってもらいました(もちろんIVYストラップ付)。
最後にストライプタイ(右上から左下へのストライプ・レジメントタイの逆綾)
を付ければ、初心者でもそれとなくアイビーボーイっぽく見えますね。
これで2着のジャケット(ブレザー)を着まわすことができるように。
夏はこれで万全!
・・・と思ったのですが、この時目に入った名門メーカーの生地に、
思わず次への一着へと手を出すことになるのでした。
これについてはまた次回。