【MTO】J.M.Weston(ジェイエムウエストン)/641ゴルフオックスフォード
金曜日のこと。
待ちに待った電話が鳴り、僕は表参道へと向かいました。
長く待ち焦がれていたモノ。
受け取ったのはこちらです。
J.M.Weston(ジェイエムウエストン)の641ゴルフオックスフォード(以下ゴルフ)。
ウエストンのカーフとサイジングに魅了されて以来、次はゴルフを、と決めていました。
パターンオーダー会のハガキをいただき、オーダーしたのは梅雨の頃。
念願のゴルフを目の前に感慨深いものがあります。
以下、自画自賛的にご紹介します(苦笑)。
カーフはしっとりとしたノボカーフ。
吸いつくようなモチモチッとした触感と鈍い光沢感が特徴。
ゴルフの象徴的意匠であるラウンドトゥのステッチもきれいに処理されています。
カラーはネイビーを選びました。
黒や茶色の靴は十分ローテーションできるほど持っていることから、
これまで1足も所有していないカラーを、ということで。
ネイビーはいかにも冬っぽいですし、これからの時期には重宝しそうです。
前回のシグニチャーローファーといい、今回のゴルフといい、
ウエストンでは特殊なカラーばかりが増えています。
これは、ウエストンの企画が毎回ツボであることもありますが、
僕の中ではウエストンは「遊び靴」というイメージがあります。
色や素材で遊び心を効かせることを許してくれる靴、といいますか。
ウエストンで黒や茶色ではちょっと勿体無い、と思ってしまうようです。
「セットでどうですか?」と言われて、悩んだ末にお願いしたキルト。
取りつけてみると、思いの外可愛らしく、大変気に入りました。
キルトの表革と裏革のコントラストが印象的で目を引きます。
店員さんにも
「一目でオーダー品とわかるカラーといいキルトといい。やっぱり素敵ですね」
とお褒めの言葉をいただきました。
(そういう店員さんこそ、毎回会うたびに素敵な靴を履いています。
前回は赤のローファー、今回は黒のジョッパー。・・・もう素敵過ぎます。)
キルトはまだ新しいので張り気味ですが、履いているうちに馴染んでくるでしょう。
簡単に外せますが、個性的で可愛らしいので当面つけたままにしようと思います。
決して端正な横顔ではないですが、かといって無骨でもない。
これは、イギリスでもイタリアでもなく、まさにフランス的表情ですね。
押しつけがましさのない、自然な色気を感じます。
ゴルフは履かないとポッテリした印象ですが、履くととてもスマートな印象に。
スーツでもなんでもそうですが、自分の体にフィットしたモノを身につけると
体と一体感が生まれて、全体感がより良く写る、まさにその好例ですね。
捨て寸もほとんどなく、履いてこそ真価を発揮する機能美に脱帽です。
ソールはもちろんラバーソール。
個人的には革底が好きですけど、ラバーもいいですね。
リッジウェイ的ラバーソールはフランス製とのこと。
ソールにはウエストンの「W」の文字があしらわれています。
このタイプのソールは初めてですが、グリップ力がぐいぐい足を前に進めてくれる、
まさに足で稼ぐジャーナリストシューズの名に相応しい仕様。
サイズについては相変わらず文句のつけようがないフィット感。
シグニチャーローファーは4Dでしたが、ゴルフに関しては4 1/2C。
足が寸分の狂いなく見事に「収まっている」という感覚、といいますか。
まさに足と一体になるフィット感。靴の重さはズッシリあれど、運ぶ足は軽やか。
第二の皮膚的履き心地に満足をしています。
・・・と長々と書いてきましたが、ボキャブラリィの無さと写真の不味さで、
果たして靴の良さがきちんと伝わっているのか、かなり不安が残ります(汗)。
さて、気になるのは服装の合わせ方。
ネイビー靴の場合、皆さんはどのように合わせているのでしょうか?
昨日、この靴に合わせてトラウザーズは一本オーダーしたのですが、
ネイビー靴をお持ちの方、ぜひぜひ参考意見をお待ちしております!
最近、Barbour(バブアー)中心で動いていましたが、初夏までは
「この冬はハリスツイードとゴルフでいこう」
と考えていたことをさっき思い出しました(苦笑)。
ハリスツイードに外しのスウェットパンツ、で足元にこのゴルフ。
・・・今、パッと浮かんだだけですが、どうでしょう?
あとオーダーしているのはJohn Lobb(ジョンロブ)の2足がありますが、
シューズラックはすでに満員御礼の状態。
靴はそろそろ買い納めかなぁと思っていたのですが(嫁さんの目も怖いですし(汗))、
しかし、すでに次のオーダー会の案内を楽しみにしている自分がいます。
シグニチャーローファーもこのゴルフも、色や素材を変えて数種類保有したいほど、
所有欲に駆り立てられる靴ですね。
良いのか悪いのか、まだまだ靴欲は萎えません(苦笑)。
今週末はゆっくりとデリケートクリームでも塗り込みながら、
ゴルフを活かした冬の装いを熟考したいと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました!
TAGS: J.M.Weston・MTO | 2011年10月22日