スピードマスター、オーバーホールへ
10年間のぞんざいな扱いを詫びながら・・・。
今年に入り、物欲はめっきり落ち着いています。突けば何かしら出てるのでしょうが、しばらくは物欲に縛られない静かな生活を送りたく、そっとしております。新しいモノには関心が湧かない一方で、所有しているモノのメンテナンスについてはこれからしっかり手をかけていきたいと思っており、これまで以上に注意深く観察しています。
そんな中、昨年からずっと気掛かりだったモノがOMEGA(オメガ)のSpeed Master(スピードマスター)。かれこれ10年近く、オーバーホールはもちろん、メンテナンスらしいことは一切せずに今日まで来ましたが、針の進みが早い上にカレンダー(曜日の方)が引っかかったように表示が上手く切り替わらない現象が発生中。だましだましで使い続けてきましたが、もういい加減診てもらわなければと、意を決して相談に行ってきました。
訪れたのは銀座にある「ニコラス・G・ハイエック・センター」。日本におけるスウォッチグループの総本山的拠点です。オメガ、ブランパン、そしてブレゲなどといったスウォッチグループのブティックが一堂に会するほか、メンテナンスを行うカスタマーサービスセンターまでこの1つのビルに集結しています。
新しい時計を買うのなら胸が高鳴るところでしょうが、今回は修理の相談。どんなトラブルが起きているのか、見積もり額はいくらになるか、期待とは違う動悸に苛まれながらビルの5階のオメガ専用カスタマーサービスセンターへ。
待つこと20分。結果は「オーバーホールが必要」とのこと。そのくらいは薄々感じていましたので覚悟はできていましたが、肝心の症状は思ったよりも深刻な様子。精度がかなり落ちてしまっており、状態を測定しようにも計測不能と判定されてしまいました。10年間、何もして来なかったことに今さら後悔しても仕方がないのですが、今回は動かなくなってしまう前にきちんと見てもらおうと、初めてのオーバーホールに出しました。
ちなみにオーバーホールにかかる費用は63,000円、修理期間は7週間とのこと。修理代金は後払いらしく、「消費税が上がる(3月末)までに引き取りに来れるよう(修理に)出してください」と言われました。
さて問題は、スピードマスターのオーバーホール中に身に着ける時計について。
スピードマスターをオーバーホールに出してしまったので、手元に残ったのはIWCのPortofino 8days(ポートフィノ)だけ。スピードマスターがオールマイティな存在だっただけに、オーバーホールに出すことが決まった途端”どうしよう!家事を一手に担っていたオカンが緊急入院!”的バタバタ感(?)。慌てないだけの数が揃っていれば苦労は無いのでしょうが、数があればあったでその分メンテナンスに時間もお金もかかりますので・・・難しいところです。
あんまり考えると変な欲がもたげてきそうなので考えるのはよそう。とりあえずオーバーホールから帰ってくるのを気長に待ちたいと思います。ではまた。
2014年1月25日