【投資】アパレルの消費鈍化はしばらく続く?ラルフローレン(RL)をルールに従い売却決定
「EPSが2期連続で前年比マイナス(見通し)は即売却」というルール
先日もお伝えした保有銘柄の相次ぐ下方修正発表。これを受けて、今後も保有し続けるべきか、売却整理をするべきかを順番に精査する作業を開始しました。
まず最初にリストラ候補に挙がったのは米国のアパレルブランド、Ralph Lauren(ラルフローレン、ティッカー「RL」)です。
(2015年、2016年と前年割れ予想)
ラルフローレンは先週、さえない決算を発表して一夜にして株価が18%も下げるという出来事が起こり、寝起きに驚かされましたが、業績は驚くほどの落ち込みを示しているようには感じませんでした。
しかし、2期連続でEPS(1株利益)が前年を下回る予想に変更されたことから、この時点で売却ルールの基準に合致したために売却を実行することとなりました。
(為替のおかげで円ベースの実損は軽微)
買値に対して売値は大きくマイナスで、損切りした形ですが、円高だった頃に購入していたので、幸いなことに実損は大したことはありませんでした。ただ、愛着があっただけに手放すことが残念でなりません。業績の見通しが良くなったら再び買い戻したいと思います。
元々保有銘柄の中にユナイテッドアローズ(7606)もあることからセクターが重複しており、アパレル銘柄を2銘柄も保有することにリスクも感じていたことから、いずれどちらかを処分しようと考えておりましたので、今回決定的な理由ができて、ある意味踏ん切りがつきました。
Uアローズの方がROEも高く、つい先日自社株買いも発表していたこと、また株主優待もあることなどを考慮しても、ラルフローレンの処分は妥当だと判断しています。
ただ、残ったUアローズは問題がないかというと、Uアローズも消費の鈍化でセールによる利益率の低下と在庫調整に追われ、業績見通しの下方修正を余儀なくしていることから、アパレル業界全体の消費が鈍っているのでしょう。
「どちらか」ではなく「どちらも」手放すのが正解なのかもしれませんし、こればかりは何とも言えませんが、ラルフローレンやUアローズの来期の予想などを通して推測する限りでは、服飾品への消費が回復してくるまでにはまだしばらく時間が掛かりそうだ、ということ。
Double RL(RRL)で洋服を買って応援、なんて思いましたが、今はそんな気分も湧いてきませんので、自分の気分から考えても今回のラルフローレンは「売り」でした。
この売却して得た資金については次の投資先をすでに決めておりますので、そちらの購入に充てています。その件についてはまた次回ご報告したいと思います。
それではまた!
TAGS: RL | 2015年2月11日