【BUY】AIGLE(エーグル)/BENYL M.(ベニル)レインブーツ
もう台風も吹雪も怖くない!
サラリーマンは皆そうだと思いますが、多分に漏れず自分も通勤が大嫌いです。台風や大雪の最中、自ら戦場に飛び込むようにして会社へと向かう日のあの気の重さったらないです。
在宅勤務やフリーランスだったらどんなに幸せか、と非現実的なことを思い浮かべてはため息をつくのですが、まぁ満員電車はいいです。それよりももっと憂鬱なのは衣類がびしょ濡れになること。特に靴。
雪なんて降っている時はきれいでも、積もっている雪は雑菌だらけですから、そんな日に革靴なんぞ履こうものなら、たとえその時は気温が低くて変化はなくても、菌は革の中に潜伏し、気温が上がってくれば確実に目で見える形で現れてきます(カビね)。
台風のシーズンもしかり。高温多湿な時期だけあって、雨に濡れてちょっと放置するだけで、あっという間にカビが大発生なんてことも。
とにかく、悪天候の日に革靴なんて履きたくない。モノには罪はない、犠牲になるのは僕一人で十分です。
最近では齢のせいか、世間体やお洒落を気にして痩せ我慢をすることが正直しんどくなってきており、靴が濡れることやその後のメンテナンスを考えると、もうラバーブーツ買った方が精神衛生上ずっと健全でいられるのではないだろうか、と。
・・・ということで、前置きが長くなりましたが、レインブーツ(ラバーブーツ)を購入しました。
(AIGLE/BENYL M.)
AIGLE(エーグル)のBENYL M.(ベニル)です。数少ない男性用のレインブーツで、中でもふくらはぎまですっぽりと覆うロングブーツになります。
脛までのミドル丈のモノもありますが、どこかファーマー然としていて、いい意味でも悪い意味でも野暮ったさを感じました。
キャンプやフェスなどにはありでしょうが、通勤には不向きな印象。
一方ロングブーツのベニルは、一見ジョッキーブーツのようで、履き姿もかっこ良かったです。
どちらが良いかはあくまで用途の問題ですが、嵐の中を通勤で履くならミドル丈では物足りなさも感じますし、足が短い自分にはミドル丈よりもロングブーツタイプの方が欠点も隠せて相性はイイようです。
(ビニール長靴のイメージを与えない艶消し加工)
選んだカラーはノアール(黒)。ブラウン(茶)とも悩みましたが、茶色は結構目立つので「長靴を履いている」感が強く出ていたため、主張の控えめな黒に。
やはり長靴を履くのは最終手段という考えがあって、自分の中ではどんなに良いモノでも長靴を表立って主張すべきではない、と思っているところがありますので。
とは言え、黒だとビニール長靴みたいに映るかと思いましたが、表面の加工で光沢感を抑え、シックで落ち着いた雰囲気に仕上がっており、気品すら感じます。
(サイズ選びは難しい)
天然ゴム100%のラバーはとても柔らかく、細く見えますが中は脱ぎ履きがしやすいよう余裕をもって作られており、着脱は蒸れていても楽チン。一方で足の甲は緩く感じ、かかとも浮く感じがします。
インソールには柔らかいクッションが入っていますが、このレインブーツは中の湿度を調整するため別途インソールを入れることを推奨しており、公式にペダックのマスターを勧めています。
(ペダックマスター、現行のモノとはデザインが異なります)
インソールを入れるとサイズ感も変わり、緩かったフィッティングもフィット感が増し、さらに靴の中の湿気も吸収してくれますので、絶対に入れた方が良いでしょう。店頭では実際にインソールを入れて試足させてもらい、慎重にサイズを選びました。
写真のペダックマスターはトリッカーズのカントリーブーツやレッドウィングに入れているモノ。ベダックはベニルのサイズ表記と同じサイズを選べばピッタリ合います(ベニルが40ならペダックも40でOK)。
(過去の記事)
(雪の日でも滑らないソール)
彫りの深いソールは、男性らしさを感じる作りで、どんな天候でもしっかりと地面を掴んでくれそう。
天然ゴム100%なので手入れをしないと白浮きしてくるらしく、2ヶ月に1回はコロニルのレインブーツスプレーでケアする必要があるようですが、きちんと管理すれば20年履き続ける方もいると店員さんに教えてもらいました。
これさえあれば来る冬にどんな吹雪の日でも、とりあえず足元を心配する必要はなくなり一安心。悪天候の日に出勤しないで済むわけではないんですけどね・・・。