【BUY】Nike(ナイキ)/LUNAREPIC FLYKNIT(ルナエピックフライニット)
ランニングシューズを履き分ける
走る距離が伸びるにつれて気掛かりだったランニングシューズのこと。
元々はひざの怪我に始まったランニングシューズ探しも、自分の走り方を分析し、フォアフット走法(前足着地)という走り方があることを知り、かかと着地が絶対ではないことを知ったことからすべてが始まりました。
フォアフットまたはミッドフット走法に適したシューズはどれか、探す中でNike(ナイキ)のAIR ZOOM ELITE(ズームエリート)に辿り着き、それからは順調に距離を伸ばし、ハードルであった10kmを超え、20kmまで距離を伸ばすことができました。
しかし、1つの基準だった20kmを達成したことをきっかけに、今後さらに距離を伸ばしていくためにはズームエリートだけでは不安を覚え、それが日に日に強くなっていきました。
以前のようにただ毎日、近所を走り回っているだけで楽しかった時期から、少しずつ距離やタイムを気にするようになった今、トレーニング内容や走行距離に応じてシューズを「使い分ける」ことは、効率的に目標達成するためにも必要なのだろうと思うのです。
エアズームシステムを搭載したズームエリートは、ソールが硬く反発力のある、スピードランに向いているシューズ。スピードは出ますが、長距離にはやはり足への負担が大きい。
現に先日、久しぶりにヒザを痛めたのも、走行距離が伸びたことが原因でしょう。
そんなわけで、より長く走るためのLSD練習用に、クッション性の高いシューズを探すこととなりました。
当初の候補としては、着地の柔らかいLUNARLON(ルナロン)搭載のルナグライドかルナテンポでしたが、立ち寄った三井アウトレットパーク木更津のナイキショップで店員さんと相談するうちにこちらのシューズを勧められました。
(Nike/LUNAREPIC FLYKNIT)
ルナエピック フライニットです。最初は靴下のようなその形状に、見た目だけで「これは無しだよな」と決めつけていたシューズです。
しかし、履いてみると足首からかかと、足の甲までを柔らかく包み込むようにホールドする、これまで体験したことのない感覚で、あまりの履き心地良さに驚かされました。
また、重さも超軽量。そこはフライニットやソールのおかげだと思いますが、ただでさえフィット感が高いため、履くとなおさら軽く感じ、シューズの重さを全く感じさせません。
(ソールが潰れて体重を素早く分散)
ルナグライド8でも採用されている新型のソールが、このルナエピックにも採用されています。
着地と同時にソールが潰れ、衝撃をソール全体へと分散し、体重を素早く地面へと逃がしてくれる感覚が足元から伝わってきて、足への負担も軽減してくれているのが良くわかります。
20km走った際にも、疲労の蓄積が18km過ぎから一気に出て、急に足を動かなくしたことを考えると、シューズを変えることで積み重なる疲労の蓄積を減らせれば、もっと距離が伸びると思われます。
(タイトな作りのためハーフサイズ上を)
実は商品を出された時にも靴下や地下足袋みたいで「これはない」と思っていたのですが、実際勧めてくれた店員さんがランニングタイツと併せて履いていて、これがすごく似合っていたんですよね。
逆に、エピックには足首までないLowタイプもあるのですが、このフィッティングを知ってしまったらLowをわざわざ選ぶことはないのではないでしょうか。
(厚さの違うインソールが2枚付いてくる)
先日久しぶりにひざを痛めて回復を待つ間、以前読んだ小出監督の著書「マラソンは毎日走っても感想できない」(角川SSC新書)を改めて読んでいますが、当初よりも学ぶことが多いことに気付かされます。
当時よりも少しはステップアップしているのでしょう。
ただ距離を走ればいいという段階から、タイムや距離を意識するようになった今、負荷の掛け方とトレーニング方法について考える段階に入ったと考えています。
(過去の記事)
しっかり負荷を掛け、筋力をつける練習についてはズームエリート、持久力をつけるLSD練習はルナエピックと、トレーニング内容に合わせてシューズも変える。
初心者に毛の生えた程度のファンランナーが、道具にこだわり過ぎるのもいかがなものかとは思いますが、道具の使い分けで効率良く、そして何よりも怪我をせずに走れるならば、使い分けることで得られるメリットはとても大きいと感じます。
新たに加わったこのシューズと共に、この先の30km、そしてフルマラソンも完走できる足作りをしていきたいと思います。