ダイオウグソクムシの出汁
金曜日。
仕事終わりに上司が「これから東京の上野国立科学博物館
上司にお使いをお願いする部下もどうかと思いますが、頼んだ内容も内容でしたので、ちょっと怪訝そうな顔をされましたが、思い出したが吉日、こんな機会でもないと当分手にする機会に恵まれそうにありませんでしたので、無理を言って渋々引き受けてもらいました。
そして、月曜日。
「買ってきたよ~」と、約束どおり買ってきてくれた上司にお礼を言い、依頼していた例のモノを受け取り、ようやく念願叶って手に入れることができました。
(カタラータ「アニマル茶こし」)
お願いしていたのはアニマル茶こしの「ダイオウグソクムシ」。
イルカとかセイウチとか、可愛らしいデザインの茶こしもある中で、「なんでダイオウグソクムシで茶こしなんか作ったんだ」とツッコミたくなりますが、何とも愛らしいデザイン、そしてこの完成度。
(背後から見ても素敵なデザイン)
正面から見るといささか「ギョッ」としますが、背後から見てもそれなりに来るものがあります。
HARIO(ハリオ)のティーカップに入れられ、今、彼は何を思うのでしょうか?背中からは哀愁さえ感じます。
(茶葉の入れ方)
使い方は簡単、胴体と頭を切り離して中に茶葉を入れます。
設計上、茶葉の入れ口はココが最も相応しいことは誰も異論を挟む余地はないでしょうが、いざ切り離すときは、訳もなく罪の意識を感じてしまうのは僕だけでしょうか。
(ダイオウズソクムシの出汁)
茶葉から抽出され始めると、ダイオウズソクムシの出汁が出ているみたいになります。
シリコンの色もよりによって肌色ですから、ダイオウグソクムシが十分にエキスを出し尽くしたあとの出がらしみたいに映ります。
・・・と、悪ノリして書いてきましたが、実物は想像以上に完成度が高く、僕にとってはとても愛らしく、大変気に入りました。
当然、嫁さんには奇異の目で見られましたし、職場でも何を言われるかわかりませんので、周りから変な目で見られぬよう、自宅や職場で人知れずこっそり使うつもりです。
そういった意味では、ひとり時間を過ごすにはもってこいのアイテムなのかもしれません(苦笑)。
TAGS: 食器 | 2017年8月1日