【CD】Amy O/Elastic

音楽・カルチャー

今、この時の気分に寄り添う音楽を

Amy Oelsner(エイミー・オールズナー/Brenda’s friend)によるソロプロジェクト、「Amy O」の初アルバムについて取り上げたいと思います。

 

(Amy O/Elastic)

レトロな雰囲気のジャケットからしてすでにイカしているが、楽曲もジャケットの雰囲気そのままに、懐かしさと清々しさが疾走するインディー・ポップにハートを打ち抜かれた。

評価を見ると、曲調はグループサウンズやガレージパンクに形容されていることも多いようだが、個人的には大好きthe AUTOMATICS(オートマチックス)を思い起こさせ、やはり「インディー・ポップ」という方が一番しっくりくる。

(Amy O/Lavender Night)

独特なコード進行もちょっとした子どもの悪戯のようで小気味良く、耳に残って妙に癖になる、約30分のショータイム。

ちょっと、Cato Salsa Experience(カトー・サルサ・エクスペリエンス)なども思い起こされたけど、たぶん奔放な感じが脳内でリンクしたんだろうな。(引き合いに出す音楽が古くて申し訳ありません)

長かった夏も終わり、前を向くと年末までの長さに思わずため息をつき迎えた秋に、一時でも気分を晴らしてくれる音楽を欲していた自分にとっては、年末に向けての再スタートを切るのにうってつけの作品、というと大げさか。

だが、ヘタウマな音楽に懐かしさすら感じて、ついくすっと微笑んでしまう。今はそんな音楽を欲しているらしい。

 

(音楽は一期一会)

余談だが、久しぶりに「これは」と思うCDに出会ったものの、店頭で買わずにアマゾンで輸入盤を取り寄せたら、到着に3週間以上掛かった届いた挙句、簡素な紙ジャケがガッツリ折れて到着。

3週間も経つと、初めて聞いた時の衝撃や感動も薄れてしまうもので、その場で買って帰ればよかったとちょっと後悔(P-VINEから国内盤が出ているが、輸入盤の価格を見たらいつもの貧乏性が出てしまい躊躇してしまった)。

音楽との出会いは一期一会、同じ音楽でもその時の気分で感じ方も変わってしまうものだから、良いと思った瞬間を大切にしなければ、とちょっと反省なんかしたりして。

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