【投資】米国株:プロクター・アンド・ギャンブル(PG)を新規購入

生活必需品セクターの値崩れを拾う
日本でもおなじみのP&G(プロクター&ギャンブル:PG)は、洗剤のアリエール、スキンケア(機能化粧品)のSK-Ⅱ、消臭剤のファブリーズなど、退屈な生活必需品の中でもキラリと光る先進的な商品をリリースする、世界最大の日用品メーカーです。
(日本でもおなじみのブランドが多数)
日本でも花王に続き第2位の位置を占めており、我が家でも大変身近な存在ですが、投資の面から見れば、(連続増配を25年以上続ける企業を「配当貴族」と呼びますが、)P&Gの配当金の連続増配記録は61年を超え、米国株の中でも堂々の最長タイとなっています。
(少々高値掴みをしてしまった)
さて、以前からポートフォリオに安定感を持たせるため、生活必需品セクターの銘柄を組み込みたいとP&Gは候補に入れておりましたが、ここにきて株価がジリ下げしてきており、先日指値に到達しました。
思ったよりも早く指値に触れたのですが、本当のところどうしてもP&Gをポートフォリオに組み込みたくて、指値を2ドルほど高く設定していました。しかし、その後も84ドル台前半まで株価が下げており、早計だったかなぁと少し反省をしています。
(「家庭用品」が新たに加わった)
ともあれ、P&Gを購入したことで新たに「家庭用品」が加わり、業種の分散がさらに進みました。洗剤は界面活性剤であり、原料は植物由来原料と石化原料が存在しますが、主流の石化原料の場合、ナフサ価格に連動します。
いずれ資源株(エクソンモービル:XOMなど)を組み入れたいと考えているものの、安定しない業績と株価の乱高下に躊躇しており未だ手付かずですが、現在保有するユニオンパシフィック(UNP)は、シェール層の資源採掘に使う砂利などを大量に運ぶため、石油価格に連動する値動きを見せています。
石油価格の動向次第で、両社の業績には相反する影響を与えるものと考えており、その意味でもリスク分散になるものと期待しています。「保有する銘柄と反対の動きをする銘柄は何か」と考えながら分散投資をするのは、なかなか楽しいものです。
P&Gの配当利回りは3%ちょっととまずまず。個人的にはタコ配を最も嫌うので、配当性向が高過ぎる企業には投資を躊躇うのですが、同社の配当性向は約50%程度となっており、景気の後退やプライベートブランド商品などに押されて業績が伸び悩んだとしても、増配の余力はありそう。
今年に入り相場に変調の兆しがありましたが、最近になりそれが段々と現実のものになりつつあります。株価が大きく下げたら絶好の買い時ですので、焦らず騒がず、コツコツ拾っていければ、と思っています。
TAGS: PG | 2018年2月3日