【MTO】Thomas Mason「JOURNEY」の生地でシャツを作る
ヤマナカシャツで夏用シャツを初オーダー
先日、千葉・船橋法典にあるヤマナカシャツでシャツをオーダーしてきました。
以前、山神シャツを作り「次はシーアイランドコットン(海島綿)でオーダーしたい」と思ってはいたものの、ハンドを多用した山神シャツはやはり高価で、自分の身の丈に合っていないとも感じていて。
「ならばせめてシーアイランドコットンだけでも体験したい」と、海島綿でオーダーシャツが作れるメーカーを探していた時に出会ったのがヤマナカシャツでした。
5月からクールビズが始まりましたが、困ったことに手持ちのシャツはほとんどがセミワイドカラーばかり。
夏にノーネクタイで着ることのできるボタンダウンシャツ(鎌倉シャツとBrooks Brothers)は、2枚とも擦り切れたり、肘に穴が空いたりしてすっかりボロボロで、貧乏性の僕でもさすがに捨てるに至ったため、実質ノータイで着られるのはワイドカラー(カッタウェイ)のBARBA(バルバ)CULTOを残すのみ。
それならば「いい機会だし、シーアイランドコットンで1着誂えて着心地を試してみよう」と思い立ち、すぐに予約してアトリエにお邪魔してきました。
連絡をした際、山中さんから「船橋法典駅からタクシーでお越しください、タクシー代は上代からお引きいたしますので」とおっしゃっていただきましたが、駅から歩いて15分くらいならのんびり歩いていくことに。
田園地帯を歩いていくと、電柱にヤマナカシャツの看板を発見。隣はトトロの森みたいな雑木林が広がっており、さらに先に進むと閑静な住宅街に続いていて、アトリエはその住宅街の奥にあります。
(頑張って歩いてきたのはいいけれど、いざ採寸という時に鏡越しに自分が脇汗をビッショリかいていることに気付きましたが、もうあとの祭りで。山中さんにご迷惑をお掛けしたのは言うまでもありません。)
早速、海島綿を見せていただきましたが、「今世界的に売れているのはこちらの生地です」と一緒に見せてもらったのが、Thomas Mason(トーマスメイソン)の「JOURNEY」という生地。
(魅力的な生地に目移りする)
「JOURNEY」の名の通り、シワになり難く、旅行や出張などに向く生地とのこと。海島綿のようにトロッとした感じではなく、滑るようなきめ細かな肌触りなのに摘まむと生地に張りも感じます。
すっかり気に入ってしまい、特に120番手のモノ(写真左)で作りたかったのですが、「この夏のノータイ時期を考えるなら、より明るく、通気性やラフな雰囲気なども考慮するなら100番手のロイヤルオックス(写真中)にすべき」という理性(理屈)が最終的に勝りました。
(カフの固さなども細かく相談)
採寸は20ヶ所程度。参考になるよう、自分の身体に一番合うCULTOを着ていったので、それを基準にさらにどこをどうしたいか相談しながら調整していたら、気付いたらあっという間に1時間半も長居していました。
ヤマナカシャツ最初の1着は3週間後の完成予定ですが、相談中には思わず嬉しくなってしまうような生地が色々と出てきて、終始目移りしてばかり。1着目の完成を待たずして「次はどの生地でオーダーしようか」なんて考える始末。
おかげで、今回のオーダーで新たな楽しみが増えたこともあり、この繁忙期も乗り切ることができそうです。細かな仕様などは次回、完成後に改めてご報告させていただきたいと思っています。
それでは、また!
TAGS: ヤマナカシャツ | 2018年5月18日