ポリッシュドバインダーカーフの経過報告
目下、雨靴として大活躍のChurch’s(チャーチ)のGrafton(グラフトン)。靴が重い、ダブルソールが固い、とまぁその重戦車ぶりを我が足元でも如何なく発揮しておりますが、最近になりようやく一日中履いてもその辛さを感じることがなくなりました。そこでポリッシュドバインダーカーフの経年変化を含めレポートしたいと思います。
まずは、気になるポールジョイント部分のシワ。
ラストは#173なのでこの部分には結構しっかりとしたシワが入る傾向にありますが、多分に漏れずグラフトンも入っています。がそのシワがかなり特徴的です。
左足にはミミズ腫れのような独特のシワ。ポリッシュドバインダーに使用されている樹脂の影響でしょうが、このシワ個人的には嫌いではなく、これはこれでなかなか赴き深い。
ちなみに右足はこんな感じ。右足の方が少し小さいせいかシワも薄く、左右で比べるとだいぶ違います。
続いて艶。
こちらもポリッシュドバインダーならでは、の特徴的な光沢感。人工的な光沢感に賛否が分かれるところですが、自分はこれはこれで有りだと思います。
キズにもめっぽう強く、シワを除けば新品同様な状態を保っています。経過とともに懸念される革の亀裂なども当面の間は心配なさそう。
雨も弾くだけにクリームは塗っても浸み込まないことは百も承知ですが、さりとて他の手入れ方法も思いつかず、まぁ表面だけでも潤っていた方が良かろうと芸もなく他の靴と一緒にモゥブレィのクリームでケアしていますが、意外にもクリームを入れるとかなり光る。有機溶剤で汚れが落ちたせいか、意外にも油分が浸透しているのか定かではないのですが、光沢感の回復具合からして、ただのブラッシングより多少効果に差は出るようです。
存在感のある足元は細身でテーパードのトラウザーズに良く合います。梅雨から夏にかけてジャケパンスタイルが増えてくるので、ますます活躍の機会も増える予定。地味ですが心強い1足、所有する靴の中でもジワジワと存在感を増してきています。
TAGS: Church's | 2013年4月14日