苦味と酸味、両極端なコーヒー豆を買って飲み比べてみよう!
垂涎のヴィンテージ靴が並ぶブログ「Tanaoroshi」の管理者、まるすけさんに紹介してもらった隣町川口市のコーヒー豆専門店「豆工房コーヒーロースト川口店」にお邪魔してきました。自分も元々は川口育ちなので勝手の知ったエリアです。(まるすけさん、行ってきましたよー!)
川口郵便局の目の前にあるコーヒーローストさん。店内には様々な産地の生豆が陳列されています。毎度のことながら目移りしていると、店長さんが優しく声をかけてくださいました。
自分で豆を挽いて淹れるようになってから、どうすれば美味しく淹れられるものか試行錯誤中ですが、正直なところコーヒーの酸味も苦味もイマイチ正確に理解しているとは言い難く、この際両極端なコーヒーを試したいとお伝えしたところ、リーズナブルな価格帯の中からそれぞれ1種類ずつ紹介してくれました。
1つはインドネシア産のマンデリンG1、はっきりとした苦味を感じることができるそう。もう1つはエチオピアモカ。酸味のあるコーヒーではキリマンジャロもオススメだったのですが、雑味を感じるかもしれないとのことで、こちらを勧めていただきました。酸味の中にも角が取れた丸みがある味だそうです。
焙煎している間にコーヒーの淹れ方についてもレクチャーいただきました。未だペーパードリップで上手く淹れられていないので大変助かります。特に、自分が淹れると渋みや苦味、雑味ばかりが際立つので、その理由を探りながら拝見しました。
まず蒸らしの工程で気になったのは、この工程でドリッパーに落ちたコーヒーは捨てていたこと。落ちたコーヒーは少量ですが、聞けばペーパーフィルターの雑味が混じるそう。
お湯はコーヒー豆の土手を崩さないように少しずつ広げ、すり鉢状に。決壊してしまうとお湯がコーヒーを抽出せずにペーパーフィルターを伝って落ちてしまうのだそう。
アク(泡)は常に浮かせるようにお湯を注ぎ続けるのもポイントだそうで、アクが沈むと雑味としてポットに落ちてしまうのだとか。
抽出も手早く、規定の分量に達したらサッと引き上げてカップに移し、試飲させていただきました。さっぱりとして嫌な雑味もなく、それでいて香りが高くて美味しい。
参考までにドリッパーを取り上げた後に抽出された方も飲ませていただきましたが、アクによる雑味を強く感じて、違いを実感。冷めてくるとより雑味を強く感じるそうです。
また、自分が淹れると雑味や苦味を強く感じると話したところ、湯温が高過ぎるだろうとのことで、沸かしたお湯を2回ほど移し変えて冷ましてから淹れてみることにしました。
買った生豆が焙煎されるまでの10分程度の時間だったにも関わらず、店長さんから色々と改善点を伺うことができて、本当に有意義な時間でした。
そうこうしている間にあっという間にコーヒー豆の焙煎も終わりました。それぞれの豆の特徴をより実感できるよう、酸味の強いエチオピアモカは浅煎りに、苦味の強いマンデリンは深煎りにしていただきました。
両極端なコーヒー豆の特徴を理解できれば、自分の好みをもっと具体的に伝えられると思いますので、次はより自分好みの豆を紹介してもらえるでしょうから、楽しみながら飲み比べてみたいと思います。う〜ん、楽しみだ!
TAGS: コーヒーロースト川口店 | 2019年2月10日