自分好みのコーヒーを探求する(オリジナルブレンド編)
コーヒーの自家焙煎についてはその日の天候に左右されることはあるものの、段々とコツを掴み、大きな失敗やムラは無くなってきました。今はむしろ、その日の気分が焙煎具合に反映するので、慌ただしい日は金ザルを振わないようにしています。
これまで色々な豆を試して自分の好みもはっきりわかってきましたので、いずれはブレンドにも挑戦してより自分好みの味を探求できれば、と考えてはいましたが、新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増えたこともあり、この機会を有意義に過ごしたいと手を出してみることに。
コーヒー自体がもはや「沼」なのですが、オリジナルブレンドについては答えがなく、好みや嗜好へのあくなき追及となりますから、手を出すことには躊躇いもありましたが、何事もものは試しと新たに豆を2種類取り寄せました。
今回取り寄せたのは、コロンビアのスプレモとインドネシアのマンデリンG1をそれぞれ1kgずつ。失敗してもそれぞれストレートで飲めばいいので気は楽です。
自分の場合は、エチオピア産の豆が大好きなので、価格面も含めトータルバランスに優れたイルガチャティG2をベースに、この2種類を豆を使い、あれこれ組み合わせを考えていければと思っています。
オリジナルブレンドを検討する上での心得と目標
ここでオリジナルブレンドの心得を確認しておくと、以下の4点が挙げられます。
- ベースとなる豆を最初に決める
- 対照的な性格の豆を合わせる
- ブレンドする豆は2~4種類まで
- 焙煎具合が同じ豆を合わせる
更に、答えのないブレンドを探求するに当たっては最初に目標を明確にしておくと良いそうです。オリジナルブレンドのメリットとしては大きく3点。
- 味や香りなど、良い部分を更に引き立たせる効果
- 味や香りなど、足りない部分を補う効果
- 高価で貴重な豆の味を嵩増しして手軽に味わう
自分の目標は一貫して「毎日飲めるデイリーコーヒーの追及」です。そのため、高価な豆や希少な豆をあれこれ試してみたいというよりも、いつでも香り・味・価格で納得のできるコーヒーを毎朝楽しみたいと考えています。
そんなわけで価格面では安いに越したことはありませんが、今回ベースに考えているイルガチャティG2は既に十分お手頃な豆ですから、これ以上のコスト削減を考える必要はあまりありません。
今回のオリジナルブレンドの探求では、イルガチャティG2の持つ酸味や柑橘系の香りなどの良さを消さず、これにコクや味や香りに奥行きを足したり、更にイルガチャティG2の良さを引き立たせたりと、プラスに働けば最高です。
アフターミックスで割合を考えていく
そんなわけで、酸味や香りのエチオピア産イルガチャティG2(アフリカ)、コクが特徴的なコロンビア産スプレモ(南米)、苦みが特徴的なインドネシア産マンデリンG1(東南アジア)と、産地も特徴も大きく異なるモノを準備しました。
ブレンドにも黄金比なるモノがあったり、個人的にイマイチなブラジル豆を推奨されたりしていますが、所詮自分が飲むコーヒーですから余り難しく考えず、それこそ「ちょい足し」感覚でとりあえずは踏み出してみたいと思います。
結果的に「やはりストレートで十分」となるかもしれませんし、予想以上の発見があるかもしれませんが、何事もやってみないと分かりませんから。
なお、イルガチャティG2に比べて、スプレモもマンデリンG1も粒が大きいため、それぞれ焙煎してグラインダーで挽く前にブレンドするアフターミックスで検証を進めていきます。
進捗状況については後日改めてご報告します。
TAGS: コーヒー自家焙煎 | 2020年4月13日