【投資】当面株価は下落観測もルールに従い粛々と買い増し、コア10最下位ホームデポ（HD）を購入
ワクチン接種が進むにつれ、物価は大きく上昇。利上げ観測からFEDの動きに敏感となり、相場は一気に弱含む展開となりました。すっかり雰囲気の変わった相場に、いつまでも昨年の力強い株価上昇が頭にこびりついていると火傷しかねない状況です。
昨年はハイテク・グロース株をほとんど保有せず、コロナショック後の上昇相場に乗り遅れたわけですが、昨年末からNYダウの上昇が目立ち、ようやくやってきたマイターンに浮かれていたのも束の間、どうもセクターローテーションではなく安全資産への退避が始まった様子。早くもターンエンドの予感（涙）。
昨年資産整理を進めて減らしてきた銘柄数も、このところまた少し増やしていましたが、いよいよ雲行きが怪しくなってきて、「台風前の戸締り」とばかり下落相場での投資方針を入念に確認していました。
幸か不幸か、昨年血を流しながらしっかり断捨離して筋肉質に引き締まった我がポートフォリオ、株価が暴落しても慌てて売却するような銘柄はありませんし、最近手を出したハイテク・グロース株も半値になったところで金額的は高が知れていますから、ジタバタするより持ち続けた方が賢明です。
一方、問題は購入面の投資方針。相場全体が暴落するとバーゲンセールとなり、購入資金がすぐに足りなくなるのは過去にも経験していますから、これからしばらくはコア銘柄10種の買い増しのみに集中投資する予定。そんなわけで、今回もコア10最下位のホームデポ（HD）を買い増ししました。
５月18日に発表された決算も素晴らしい内容で良かったのですが、それまでにだいぶ株価は上がってしまっていたことや、コロナの影響が読めず未だガイダンスが語られないことから、決算発表後は売られていました。
正直なところ割安感のある株価水準でもないのですが、当面株式相場が軟調ならば、短期的利益は気にせずポートフォリオの基礎固めに専念しようかと。目標は、コア10全てが2021年の目標基準値に到達して維持すること。
今回の購入で、2021年の目標基準値未達はロッキード・マーチン（LMT）とユナイテッドヘルス（UNH）の２銘柄を残すのみとなりました。これらも株価や為替の変動次第では、てこ入れせずともクリアできる水準にありますので、買い急がず、それでも６月までに一旦はクリアしたいな、と。
外国株は合計23銘柄。コア10を除けばサテライト銘柄は13銘柄とやはりちょっと多めですが、コア10で７割を占めますから、サテライト銘柄のハイテク株や半導体株のボラティリティが高くても安心して保有できます。そもそもサテライトの多くは期待や個人的な見通しの答え合わせのために保有していますので、右往左往しないボリュームにとどめています。
上昇相場の中での調整局面であれば絶好の買いの好機なのですが、物価は上昇、ひいては金利引き上げがチラつく現状においては積極的に買う局面ではありませんので、第３木曜日の買付日前後を除いてはしばらく株価を追うのを止めようかなぁと思っています。
パウエル議長が利上げを示唆するまでは恐らく毎日ずっと上げたり下げたりしているのでしょうから、繁忙期で身体だけでなく気持ちもなかなか休まらない中、夜間の米国市場を気にするのは眠りも浅く毒。身体を労わるためにも、今は相場から少し距離を置いた方が身のためかもしれません。
TAGS: HD | 2021年5月21日
