レモンの木を育てる。斑入りレモン・ピンクレモネード

待望の春、植物たちが一斉に活気づく季節となりました。この時期になるといつも園芸熱に火が付き、「あれがやりたい」、「これを育てたい」とついつい欲張りになりがちです。
昨年2月に引っ越してから環境も大きく変わり、1度目の越冬をしましたが、実際いくつか失敗も起こしているため、あまり手を広げずに今の環境でも育てられる範囲で楽しみたいな、と。
さて、今年最初に手に入れたのはレモンの木。
レモンってスーパーなどでは滅多に買いませんが、自分では買わないようなモノを人からプレゼントされると嬉しいように、普段買わないような食材がベランダで実れば結構嬉しいよねってことで。

レモンにも様々な品種があって、リスボンやマイヤーレモン、璃の香などがあり悩みましたが、斑入りの葉や縞模様の実がなるピンクレモネードという品種にしました。
耐寒性や観葉植物としての鑑賞性、それに”捕らぬ狸の皮算用”ではありませんが、収穫できた時のレモンの味なども調べて一番育て甲斐がありそうでした。斑入りだと成長が鈍いとか、璃の香の方が収量が多いとか、最後まで色々と悩みましたが。

2年生以上になると花が咲き、実が付く可能性も出てきますが、こちらは1年生未満の小さな苗。今の家は借り暮らしなので大きな苗を買うのは気が引けたこともあり、数年かけて勉強しながら育てよう、と。

届いたばかりの苗をひっくり返してみましたが、まだ鉢一杯に根が張る感じではなく、植え替えをして間もない印象でしたので、鉢はサイズアップせずにそのまま使うことにして、少し土を足しました。
赤玉土にゴールデン培養土を加え、マグアンプKをちょっと足して、元の土に混ぜ込みました。肥料はあまり入れない方が良いようです。扱いに慣れるまでは成長を急がず、じっくり観察しながら育てていきます。

若い葉にはまだ斑が入っていないんですね。レモンの木特有のトゲもありますが、サボテンに比べたら柔らかく、とても愛らしいです。
この苗から収穫できるとしたらきっと2年以上先のことになるでしょうが、まずは元気いっぱいに枝葉を伸ばして剪定して樹形を作れるくらいに育って欲しいものです。
しかし、レモンの木の育て方を調べてみると、「レモンサワーに入れるため」に育てるという動機の人がなんと多いことか(苦笑)。ま、自分も人のことは言えませんが・・・。