バオバブのある生活に憧れて#6~アダンソニア・ディギタータ、越冬失敗で残り1株に
昨年9月に鉢上げをしたバオバブ(アダンソニア・ディギタータ)の苗ですが、越冬に失敗しました。昨年2月に引っ越したため、現在の環境で初めて越冬を経験することになったのですが、4株中3株が枯れてしまいました。
原因は根腐れです。塊根部分がぶよぶよと柔らかくなっており、これは回復の見込みがないと破棄することに。種から発芽させて、鉢上げするまでは根が鉢を持ち上げるほど元気に育っていただけに、残念でなりません。
冬の間の水やりは極力控えていたのですが、鉢上げをした鉢がプラスチックの深鉢だったことで、完全に乾き切る前に水を上げてしまい、長いこと水分が止まってしまったことが原因であると考えています。
これにはヒザから崩れ落ちるほどのショックを受けましたが、悔やんでも仕方がありません。幸いにも残り1株は生きている模様。発芽した4株の中で常に一番元気だった株です。
まだ葉は出てきていませんが、幹が青く、また塊根部もしっかり硬いので、時期にまた葉を伸ばしてくれるはず。・・・そうであって欲しいと願っていますが、原因は鉢上げである可能性が高いため、どのみち植え替えは必要であると考え、この際根の状態を確認してみることにしました。
案の定、土は常に湿っており、塊根部分は少し育っているようですが、根が全然回っていません。そして、一番長く伸びていた根は途中で切れてしまいました。
切れた根の断面を見ると、黒く触診すると柔らかくなっており、この根も腐りかけていることを確認。これはマズいと、黒い部分が無くなるまで切り落とし、ルートン(発根促進剤)に突っ込みました。
前回塊根部分が大きく育つようにプラの深鉢にしましたが、水捌けなどを考慮し、普通の素焼き鉢に戻しました。昨年9月まで素焼きの鉢で元気に育っていたので、少しでも同じ環境に戻してやった方が良い気もして。
根を大きくすることに欲張り、大失敗しましたので、ジャストサイズに植え直し、成長するたびに少しずつサイズを上げることにします。
水やりもユーカリと同じペースで表面が乾くたびに与えていましたが、水を大量に欲するユーカリと一緒に扱ってはいけませんね。毎回鉢底を確認し、完全に乾いてから与えるなど、慎重に扱おうと思います。水を与えるのが怖いです。
一気に3株を失い、寂しくなってしまったバオバブですが、この経験を残された1株に活かさなければただの無駄死にです。失敗から学び、改善策をしっかり考えて早期に手を打つ。負の連鎖を断つためにしっかりと対処していきます。
早く葉が出て安心させておくれ。
TAGS: アダンソニアディギタータ・バオバブ | 2023年5月5日