箱庭の植物以外のもう一つの癒し。姫スイレンとメダカたち(ビオトープ2年目)
始めた時期の問題や失敗したら恥ずかしいという思いから、これまでブログには上げてきませんでしたが、去年からビオトープを始めています。
これまで水槽でメダカや極火エビを室内飼育していましたが、水質悪化でたびたび死んでしまう事態が続き、頭を抱えていた時にビオトープのことを知りました。
エサの食べ残しやフンなどをバクテリアが分解し、水草の栄養分として吸収する循環に大いに惹かれ、我が家でも屋外飼育で自然の小さな循環を作りたいと、見よう見まねで開始。
メダカと極火エビから立ち上げたビオトープですが、途中でドジョウが加わり、秋には姫スイレンがビオトープのシンボル的に中央に鎮座し現在に至ります。
初めての冬でメダカが冬を越せなかったり、ヤゴの侵入を確認したり(メダカの天敵)、姫スイレンが死にかけたりと、波乱万丈な冬を越え、春、メダカすくいで加わった16匹のメダカと共に新たなビオトープを立ち上げることにしました。
これまで使っていた容器はGEXの「めだか元気370」(12リットル)でしたが、メダカ1匹につき1リットルが適当とのこと。春になり卵が次々孵化して針子が産まれており、既に20匹近くの稚魚がいることなどから2年目にして早くもビオトープを2つに分けることにしました。
すっかり元気のない睡蓮は植え替えで復活してくれるだろうか。心配しかない。 pic.twitter.com/JD2PSLG17m
— gohkiti@いぶし銀杏な生活 (@ibushiginnan) April 23, 2023
2つに分けた理由は、メダカの定員オーバーもありますが、もう1つは姫スイレンの日照不足問題。与えられたベランダは西向きのため、午前中の日差しがほぼ当たりません。場所によっては辛うじて南の日差しが当たる部分があるのですが、ラックの上では夕方の強い西日が中心で、日差しを好むスイレンには不向きな環境です。
そこで、これまでよりもさらに大きな用息を用意し、そちらに多めのメダカを移してラックで育て、もう一方はスイレンとボウフラ対策のメダカ数匹を入れてスタンドに乗せ、最も日差しが当たる時間の長い場所に陣取ることにしました。
新たなに調達した容器はアイリス・オーヤマの「ライズ・ボールプランター450」。GEXの「めだか元気360」は12リットルに対し、こちらは19.5リットル入ります。色はセサミブラック。
中に1カ所水抜栓が付いており、ここを塞げば水槽として問題なく利用できます。
新たな水槽には前回同様ソイルを入れて水を貼り、PSB(バクテリア)を入れて1週間ほど寝かせた後、10匹のメダカを移設しました。
こちらが、10匹のメダカが入る新しいビオトープ。メダカたちは新しい環境であまり水面に来てくれませんが、エサはしっかり食べるので大丈夫でしょう。
まだスカスカな状態ですが、20匹以上いる針子(稚魚)が大きくなったらこちらに入れるため、すぐに手狭になると思います。
新しく立ち上げた方にも何か植えたいと思いますが、日照問題もあり、スイレンではなく別の水生植物の方が良さそうです。
こちらはこれまでのビオトープをスタンドに乗せたもの。残した6匹のメダカの他、極火エビもドジョウもまだ移し替えていません。水底を引っ掻き回すのに躊躇しており、もう少し落ち着いたらそのうちやります。
姫スイレンはリトル・スー。死にかけていた状態からだいぶ回復してくれました。日照時間が長ければ開花も期待できそうです。
ちなみに普段は網をしておきます。飛び出し防止もありますが、トンボが来ても卵が産めないように。その点、やはりGEXの「メダカ元気」は良く設計されており、便利ですね。