「グレートジャーニー 人類の旅」国立科学博物館 特別展

レジャー

ずっとアップしようと思いながらブログの引っ越しなどで放置しておりましたが、残すところ1ヶ月余りになったので、まとまりが無いままですが更新したいと思います。

少し前のことになりますが、国立科学博物館へ行ってきました。目的は特設ブースで開催中の「グレートジャーニー 人類の旅」特別展(以下「グレートジャーニー展」)。私事ですが、写真集もDVDも揃えるほど「グレートジャーニー」の大ファンでして。

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20万年前にアフリカで誕生した人類が、ユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの旅路を、イギリスの考古学者ブライアン・M・フェイガンは「THE GREAT JOURNEY」と名付けた。そして今回の「グレートジャーニー」とは、冒険家で医師の関野吉晴氏がその行程を足掛け10年に渡り、動力に頼らず自らの脚力と腕力だけで人類の軌跡を遡行するプロジェクトのこと。南米最南端ナバリーノ島からユーラシア大陸を渡り、アフリカのタンザニア・ラエトリ遺跡にある、人類最古の足跡を目指す約5万3千キロに及ぶ旅について、自分の多情多感な時期に触れたことで、すっかり魅せられてしまいました。

関野氏はこの途方もない冒険を踏破した後、今度は日本人のルーツに迫る旅「新 グレートジャーニー」をスタートさせ、「北方ルート」、「南洋ルート」、「海洋ルート」から日本人の歩んできた軌跡を追ってきました。

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そんなわけで、今回の「グレートジャーニー展」では特に、日本人の軌跡を追った「新 グレートジャーニー」の最終章、「海洋ルート」に実際に使われた丸木舟カヌーの展示や、カヌーの製造工程、航海の様子などが多く紹介されており、大変興味深く一度見ておかねばと。さらに、行く直前まで知らなかったのですが、訪れた日は18時より関野吉晴さんのトークイベントがあることのことを知り、幸運にも生の話を聞くことができました。

実際に船を造る過程から足掛け4年をかけ、航海にはGPSはもちろん、海図やコンパスも使わず、五感だけを頼りに、達成した海路の旅の話を聞くことができ、思わず感動。北極星で方位を南十字星で緯度を確かめながらその間を東に進んだ夜の航海や、日本人の起源についてなど、熱心な聴講者に交じって興味深い話を堪能することができました。

その他、今回の展示では南米の干し首や世界最古のミイラ、ナインティーナインの岡村隆史さんがモデルのアファール猿人の復元像などが展示されており、見どころも満載。

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最後に記念品売り場で、思い出に何か買って帰ろうとウロウロしていたらレジの隣で関野さんがガイドブックにサインをしているところに遭遇!自分もすぐさまガイドブックを購入し、サインをしていただいたばかりか、厚かましくも記念撮影まで撮っていただきました(照)。憧れの人なだけに舞い上がりっぱなしで、ほんとスイマセン・・・。

「グレートジャーニー」に触れるたび、自分が如何に狭い社会で生きているかを実感させられます。そして人間も地球に生かされていることや、生命の営みの尊さを感じずにはいられません。

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「グレートジャーニー展」は6月9日まで。期間もまだございますので、皆さんも新緑の散歩を楽しみながら足を運んでみてはいかがでしょうか?ちなみに金曜日は20時まで開場しており、金曜限定のペア得ナイト券が2,000円と大変お得です。自分も期間中にもう一度改めて足を運びたいと思っています。きっともう嫁さんは付き合ってくれないですけどね。

それではまた。

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