デイデイトの孤独な闘い -時を刻む- Vol.1
就職してすぐのことですから23~24歳くらいのことでしょうか。
結婚式等にもお呼ばれするようになり、TPOが気になりだした頃。
「社会人たるもの、機械式腕時計の1本でも持たねば」
それはある種の危機感から思ったことでした。
この時、結構悩んで購入したのがオメガの「デイデイト」。
それからというもの、デイデイト一筋。
これまでの間、新しい時計を購入することはありませんでした。
理由を考えてみると、明確な答えは出てきませんが、
デイデイトが心底気に入っていた、と言うこともありますし、
単にパワーリザーヴが切れてしまった後調整するのも面倒だから
デイデイトだけ毎日使い続けなければならなかった、ということもあります。
時計にそれほど必要性を感じていなかったということも正直なところです。
それに、時計の世界はまさに樹海そのもの。
価格も天井知らずで、機能はちんぷんかんぷん。
僕には門前払いな世界と感じたのかもしれません。
しかし、30代に入ると時計に関する考え方も少しずつ変わってきました。
「30代には30代の時計が必要ではないか」
僕の20代はデイデイトと共に時を刻んできました。
あれもやって、これもやって、毎日賑やかで楽しい毎日。
時分秒に留まらず、「月」「日」「曜日」など、
てんこ盛りなデイデイトはまさに自分にとっての20代の象徴的時計。
それならば30代には30代の時計があってもいいのではないか。
こじつけかもしれませんがそんな気がしています。
これまでオーバーホールもろくにせずに頑張ってくれたデイデイト。
まだまだ現役ですが、もう1本、対照的な相方がいてもいいのでは、
と思うのです。
そんなわけで今年に入ってから少しずつ時計を探し始めています。
おもにこれで ↓
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次回につづく(多分・・・)。
TAGS: Omega | 2011年5月23日