米国景気後退懸念と投資信託の売却
今週は仕事が繁忙期に入りなかなか更新できませんでした。
今日は投資関連について、連投です。
アメリカ経済の減速感がチラ見えした今週。
保有する投資信託の大半を売却しました。
小額から積立購入できる投資信託は便利なのですが、
信託報酬の高さ(たとえインデックスファンドであっても)や
売買のタイミングがいまいちよくわかりにくいので、
いずれは処分しようと思っていました。
現在、日本株式は現物で行っていますが、
海外株式は国内ETFを活用しようかと考えています。
本来であれば海外株式も現物所有したいところですが、
1取引当たりの売買手数料が25ドル強かかってしまうことや、
銘柄を分散するだけの資金がまだないことなどがあり、時期尚早と判断。
そこでETFの活用で資金を増やしたいところですが、
海外ETFはドル建てであるため為替コストがかかることと、
やはり売買手数料で1取引当たり25ドル強かかってしまうことを考えると
今は現実的ではないのかと考えています。
そこで検討しているのが国内ETFのSPDR S&P500 ETF(1557)。
元々海外ETFですが、今年の3月に日本にも重複上場しました。
信託手数料は0.0945%程度で限りなく0に近い
(少なくとも投資信託よりもはるかに安い) こと、
円建てなので為替コストは複雑に考える必要がないこと、
売買手数料も国内株式と同じく安いことが候補の理由です。
SPDR500は現在10,000円強で、1単元から売買できますので、
松井証券を使えば10万円以下は売買手数料0円、
さらにカブドットコム証券はSPDR500を「フリーETF」に指定していますので
上限なく売買手数料は無料となります。
二重課税の問題などもう少し良く調べなければなりませんし、
MSCIコクサイなどと比べると米国に特化したETFのため、
リスク分散効果としては弱いかもしれませんが、
MSCIコクサイの内訳をみると60%近くが米国株ですし、
神経質に考えなければまぁまぁかな?
逆にS&Pだけを注視すればいいわけですから楽ですし、
日本のデフォルトリスクを一部補填する、と割り切れば
大変魅力的な選択肢ではないかと考えます。
今後、SPDR500のように米国ETFが国内ETFに重複上場してくれるのを
願って待ちつつ、当分はSPDR500だけで行こうかとも思っています。
さて、ダウ平均は木曜、金曜と大きく下げました。
おかげさまでまとまった現金を確保しているので、
どのタイミングで買いに入ろうかじっくり見極めたいと思います。
2011年6月4日