株主優待の使い道を考え中・・・。
26万円も買うものある?
投資に関しては、自分の中で株主優待制度を目的に投資しないことにしています。企業にとっては配当金を上げるよりもコストを抑えて安定株主を確保できますし、自社製品なら広告宣伝費をかけずに商品のPRもできます。一方の株主も配当金以外に恩恵を受けることができ、毎回楽しみにしている人も多いでしょう。
しかし、もし業績悪化などで株主優待制度の改悪や廃止などをされた日には、業績悪化で下がる株価に拍車をかけることになり、株主優待制度を目的に購入した株主は梯子と外されることにもなりかねません。現に行き過ぎた株にし優待制度を見直し、改悪、廃止に動く企業もあるようです。
ということで、個人的には株主優待制度の有無を投資判断に加えることはないのですが、現在投資している企業で株主優待制度を採用している企業があり、先日それぞれ頂戴しましたのでご紹介します。
栗田工業(6370)は「水のクリタのうまい水」1セット(18リットル)。これは結構有難くて、非常用の飲料水として保管しています。賞味期限が5年もある飲料水などもありますが多少高いですし、賞味期限の管理をしなければなりませんので面倒ですが、これから毎年株主優待制度を利用して新しいものが来るたびに入れ替えるだけですのですので管理も楽です。
で、こちらはユナイテッドアローズ(7606)の15%割引券(2枚)。1枚の利用で262,500円まで、2枚同時利用で525,000円までの商品が15%割引に・・・って、ユナイテッドアローズで26万円も何を買うのか想像がつきません。クロムハーツ好きな人などにはいいのかもしれませんが、すっかり物欲の失せた自分にはどう使ったらいいものか・・・。
オークションなどで見てみると2枚で大体5千円ちょっとで取引されているようですので、2万円以上買うのであれば実際に店頭で使用した方が良さそうです。少額ながら一応の株主としては株主優待制度を有難く利用させていただき、企業の経営にも微力ながら貢献したいところですけどね。
ユナイテッドアローズが取り扱う、高額商品でセール等で値崩れしなそうなものは、シルバーアクセ(クロムハーツ)、輸入ブランド品(フェリージ等)、レザー製品(カバン、革靴)辺り。冬物のアウターなどでいずれ欲しいものが出てくるかもしれませんが、ユナイテッドアローズだけで選ばなければならないとなると窮屈で性に合わず。まぁ年末まで考えて機会があれば使いたいと思います。
(ちなみに株主優待はオンラインショップでも使えるらしい・・・。)
さて、前段の下りで、株主優待制度について書きましたが、実は嫁さんが先月で仕事を辞めたので、正直なところ家計の一助になればと、生活関連の株主優待(外食系や流通系)には興味が湧いているところです。株主優待制度は度が過ぎると企業の成長の足枷になるという考えには変わりありませんし、株主優待制度があることをいいことに経営者の怠慢から本業がおざなりになってもいけませんが、今の生活に密接に関わる銘柄があれば今後検討しようかな、とも思ったりして揺れています。将来に向けた資産形成と日常生活へ貢献、このバランスは結構難しいと感じる今日この頃です。
それではまた!