この夏、旅立つモノたち
自分の目が届く範囲、手入れのできる範囲
夏になると毎年身の回りのモノを処分したい衝動に駆られます。暑さを理由にあらゆるモノの手入れがおろそかになりがちな一方、カビなどは暑さと湿度を好んで大いに繁殖するこの時期。一年で一番メンテナンスに苦労するこの時期に今一度身の回りを見回すと、厳選して買い集めたつもりでも何かしらの無駄があることに気づきます。また、モノが多ければその分手入れをしなければならないわけで、自分の目が届く範囲、手入れのできる範囲も自ずとわかり、結果として適正な状態も見えてきます。
そんなわけで、洋服や靴、本やCDなどの見直しをすることにしました。処分する判断基準は特にありませんが、普段から手が伸び難いモノは本でもCDでも洋服でも処分の対象に。結果、段ボール数箱分集まりました。残そうと思えばすべて残せますが、処分を前提で見ていくと思いの外出てくるものですね。
さて、処分しようと思うモノを改めて見てみると、ある傾向が見えてきます。大半を占めるのが、セールでお得感を理由に購入した商品か試着・試読をせずにインターネットショッピングで購入した商品ばかり。やはり直接触れなければ本当に必要か必要でないかはわからないし、セール商品は必要性を判断する際「お得感」という邪念が入り込み判断に支障が出るもの、と改めて感じます。
たとえ今回大量に処分しても、生活には支障がないだけのクオリティあるアイテムは揃っているので、若い頃のように余計な保険を掛ける必要もありませんから、本当に気に入った、信頼できるアイテムだけを身の回りに置いておき、あとは思い切って処分することにしました。目指すは「なんにもないぶろぐ」のような環境(笑)。
最初から必要なモノだけを見抜く力が自分にあればいいのですが、手にしてから初めてわかることの方が多いので、自分にはやはり定期的な見直しは必要な作業、と感じます。処分するモノは各業者に宅配買取をお願いして、各方面に旅立っていきました。副次的に有難い臨時収入が入りましたが、本当に欲しいもの、必要なものが見つかった時のために大切にとっておきたいと思います。
さて、少しだけすっきりした自宅でまたいつもの生活を再開。そしてまたいつもの週末の到来。高校野球を見ながら靴磨きをしています。靴の手入れも2週間分溜まってしまいましたので、今日はcollonil(コロニル)プレミアム ディアマントを浸透させています。明日にはクリームを入れてしっかり磨こう。
今回の整理を終えて、残ったモノ達にはこれまで以上に手入れをしていこうという新たな気持ちが湧いております。そんな気持ちになれるって、とても大切なことですね。
2013年8月11日