#173 Grafton(グラフトン)とDiplomat(ディプロマット)の比較
そうそう、先日靴と引き換えに払った関税ですが、関税と消費税で6,900円でした。
・・・関税ってこんなに高かったっけ?なんて支払いながら思いました。
一応成田税関にも確認してみましたが、やはり間違いではないそうで。
もちろん関税は払わなければいけないものですから、納付すること自体に
抵抗はないのですが、国内に靴1足持ち込むのにも馬鹿にならないなぁ、などと。
さて、先日届いたGrafton(グラフトン)ですが、
同じラスト#173のDiplomat(ディプロマット)とはだいぶ違った印象です。
そこで備忘録も兼ねて比較してみることにしました。
まず正面から見たところ。
#173の特徴であるとてもキレイなエッグトゥ・・・う~ん、やはりこのラスト、好きです。
どちらも同じラストですが、コバの張り出しが大きく異なります。
グラフトンは大きく張り出しているのに対し、ディプロマットがやや控え気味。
また、ブローグ(穴飾り)もグラフトンの方が幾分大きめのようです。
角度を変えるとコバの張り出しの違いがさらに良くわかります。
グラフトンはTricker’s(トリッカーズ)のカントリーブーツのよう。
コバとアッパーの間をぐるっと回すストームウェルトがカントリーの意匠ですが、
コバとアッパーの間から水が浸入するのを防ぐ実用性は外交官には不要なのでしょう、
ディプロマットにはストームウェルトがありません。
ピンボケ&影であまり写真は良くないですが、横からの様子。
こうして見るとダブルソールとシングルソールの違いが顕著です。
ラストは一緒でも、シングルとダブルではずいぶん印象が変わりますね。
ここでもストームウェルトが印象の差に大きく影響を与えているように感じます。
ちなみにChetwynd(チェットウィンド)はストームウェルト有りでした。
ヒールはさらに大きな違いが。
東洋人とラテン系の人のお尻くらい違うヒールの大きさの差が(笑)。
ディプロマットでも大概安定感があると感じましたが、
グラフトンの場合はその比ではないようです。
アッパーとヒールは別モノではないかと思ってしまうほどの迫力。
歩行中、蹴り上げて後ろの人に当った日には大ごとになりそう(汗)。気をつけます・・・。
最後に重さを測ってみました。
ディプロマットは履きこまれているので正確な比較ではないですが、
50F同士の比較で、ディプロマット:487g、グラフトン:620g。
う~ん、さすがにブーツほどではないですが、短靴でこの重量はやはりベビー級。
こうして詳しくみると、同じラストでも目的も違えば見た目も仕様も全く別モノだと
いうことがよくわかります。
そして堅牢な作りに、改めて雨靴に相応しいと確信しました。
(あ、もちろん雨の日以外でもガンガン履きますよ!)
早速ですが、RESH.さんでハーフラバー(ウロコ)を貼ってもらってきました。
(施術時間約30分、料金2,100円。早い、安い、きれい!)
これで雨でも心置きなくガシガシ履いて出掛けられます。
普段は嫌いな雨も、今はとても雨が待ち遠しいです(笑)。
後日、追ってポリッシュドバインダーカーフの感想もレポートしたいと思います。
それでは!
TAGS: Church's | 2012年4月23日