【本】MY STANDARD Vol.2
「僕らの、定番服の見つけ方」
なかなかそそられるサブタイトルに、思わず購入しました。思った以上に面白く、もう何度となく読み返しています。身の回りのモノを選ぶ自分の物差しを持つ6人の「定番」を紹介する内容なわけですが、それぞれにあるモノ選びの基準が大変興味深く。
- MY STANDARD Vol.2「僕らの、定番服の見つけ方」(主婦と生活社)
どの方々にも「こだわり」ほど押しつけがましくないけど、自分の中で完結する「ルール」みたいなものがあって。本来、この6人の方々はきっとそういうことを他人に主張したがらない方々なのだと思いますが、でもこうして身の回りのモノを見れば人となりを感じることができる、「なるほど」とアイテムを通じて理解することができる気がします。それほどにそれぞれの持つ素敵なルールが、選ばれたモノ一つひとつに行き渡っているのを感じます。
「何を買うか」だけではなく「誰から買うか」も大切、とどこかに書いてあったけど(今読み返したけど箇所が見当たらない)、すべては難しいと知りつつも、これがあるべき姿、そして自分が追い求める形だと感じています。もちろん見た目のデザインも大切ですが、作り手のこだわりや売り手の思いにも共感したモノを身に着けていきたい。温もりの感じられるモノを自分が引き継ぎ、それを絶やさぬように使い続けたい。そう感じさせられる素敵な雑誌でした。
2013年9月22日