見えない補強
昨日、修理に出していた一眼レフカメラがまもなく戻ってくるという朗報が入りました。
コンデジでのエントリもこれでひとまず終わりです。よかったよかった!
さて、修理つながりで今日は洋服のリペアの話を少し。
Double RL(ダブルアールエル・RRL)のPea Coat(ピーコート)を1週間ばかり
リペアに出していました。
着脱時にフロントボタンがとれてしまい、出先だったのですぐに取り付けてくれる
お店を探して持ち込んだのですが、ちょっと相談をしたところ大掛かりなリペアに
変更することにしました。
(つまりは寒さに震えながらその日を過ごし、風邪をひきかけたわけですが・・・。)
以前もボタンが外れかけて、その際は自分でチクチクと縫い付けたのですが、
気になったのは生地の方。
いくら厚手のメルトン生地とはいえ、重い生地を支えるボタンの付け根の負荷が高く、
何度も付け直していると、いずれ生地を傷めてしまうだろうと思い、
それとなく補強の方法を伺ったところ、親身に相談に乗ってくれました。
(百貨店の丁寧な対応と専門知識を兼ね揃えた店員さんがいるのは本当に心強い。)
リペアの内容は、これまで生地に直接縫い付けていたボタンを、
表(フロントボタン)と裏(力釦・チカラボタン)から生地を挟むように
ボタン同士で固定をし、生地の負担を軽減するというもの。
「点」ではなくチカラボタンの「面」で支えるので、着脱時の生地の負担も
かなり軽減できます。
ただ、チカラボタンの縫い付けには一度裏地をばらしてから作業しなければならず、
結構手間がかかると思ったのですが、フロントボタンすべて(10個)の付け直し作業を
たった3千円足らずで引き受けてくれました。
(あまりの良心的な対応に大いに感動!)
ボタンの縫い付け方1つにとっても着脱時のスムース感は結構違いますね。
チカラボタンでの補強により、生地への負担も気にすることが減り、
心強さと共にさらなる愛着が湧いています。
気に入ったアイテムを長く着るためのリペアでしたが、耐久性の向上とともに、
一段と自分のモノになってきた実感がなんとも嬉しかったり。
戻ってきてからというもの、ますます登板回数が増えましたが、
着るほどに馴染んでいく満足感に浸りつつ、静かな喜びを感じています。