サブ機候補 RICOH「GR」とCANON「PowerShot G16」の比較
サブ機の候補はハイエンドモデルから
デジタル一眼レフカメラのサブ機としてコンパクトデジタルカメラ購入の検討を始めたのですが、マクロ撮影(最短撮影距離1~3cm)が可能なカメラはほとんどのメーカーが作っていると言ってもいいほど今や一般的でして、これでは選択肢が広過ぎることから、ハイエンド機に絞って検討を進めました。
※「ハイエンド機」って何を指すのか定義は正直疑問ではありますが、ここでは「高級」で「本格的」な機能を持つカメラと位置付けて話を進めたいと思います。
RICOH「GR」とCANON「PowerShot G16」2機種に絞る
まずは4万円クラスから上の価格帯で検討を開始。最短撮影距離3cmから1cmまで寄れるものまで多数ある中で、使いやすさとコンパクトカメラならではの機能性、そして所有していて嬉しくなるデザイン(つまりは見た目)で選び、評判の良い2機種に絞り込みました。それがRicoh(リコー)GRとCanon(キヤノン)PowerShot G16。どちらもブロガーの方にも評判のモデルです。
RICOH「GR」とCANON「PowerShot G16」の機能比較
カタログ等の情報を元に機能を比較するとこんな感じになります。
キヤノンについては、今使用しているデジタル一眼レフカメラもキヤノン製ですし、一応同社の株主でもあるので応援したい気持ちもあります。一方、リコーはずっとGR DIGITALⅣが欲しかった経緯もあり、その後継機ゆえ自ずと候補に挙がりました。
ちょっと残念な「G16」、思わず感動の「GR」
カタログベースでは、PowerShot G16の方が安く、最短撮影距離も1cm。ファインダーも付いていてピント合わせも確実かなぁなんて考えておりました。しかし実機を見ると、思った以上にサイズと重量があり、ジーンズの後ろポケットに入れることはまず不可能。そしてサイズが大きくなる原因の1つであるファインダーはどうにもこうにも使えない感じがします。
一方のGR、GR DigitalⅣでは1cmまで寄れたのですが、今回は10cm。今回の要件の一番にマクロ撮影を挙げていたので「これでは・・・」と思っていたところ、クロップモード(焦点距離35mm・47mm)が本当に秀逸で、接写距離の問題を一気に解決してくれました。ピント合わせもフォーカスアシスト機能で素早く簡単にターゲットを選べるし、なにより大型CMOSセンサーのおかげで、切り取った風景の素晴らしさに感動を覚えました。
GRはコンデジと比較すべきではなく、デジイチと比較すべき機種なのでしょう。
RICOH「GR」、満を持して購入です!
デジタル一眼レフの機能を補完するサブ機の要件は以下の3つでした。
- 接写撮影に強い(デジイチのレンズ問題の補完)
- コンパクトで携帯性がある(デジイチの欠点の補完)
- 適度なボケ感が出る(デジイチに近い表現力)
それらをすべてをクリアする1台に巡り合うことができました。
次回は使い勝手などを含めご紹介できればと。
それではまた!