コットンリネンで真夏も着られるジャケットをオーダーメイド
背伸びはしない、されど手抜きもしない夏着を
春夏の装いを考えています。取り分け、昨年かなり手を抜いてしまった夏のビジネススタイルについて。
夏こそ涼しい顔をして、さらりとジャケットを着こなしたい。昨年の反省を踏まえてそう感じています。
そんな理由から、手始めにリネン生地のジャケットをオーダーすることにしました。といっても、選んだ生地はリネン50%、コットン50%のブレンド生地です。ビジネススタイルにおいてリネン特有のシワ感に幾分抵抗があったので、コットンリネンはリネンジャケット入門として程よい落としどころだと考えました。
生地の製造元はイタリアのLanificio Di Tollegno(ラニフィシオ デ・トレーニョ)。トレーニョ社はロロピアーナの傘下で、アルマーニ、ヴェルサーチ、ドルチェ & ガッバーナなど、デザイナーズブランド向けに生地を提供していることで知られています。
本当ならば、Lardini(ラルディーニ)やBoglioli(ボリオリ)など、上等なレディメイドジャケットを着こなしたいのですが、消耗の激しい夏着となると抵抗がありますし、体型にコンプレックスがある自分には、直しに出したところで100%の着心地を享受しえないと悟り、これまでずっとオーダーで誂えてきました。
時々手縫いを多用した飛び切り上等な仕立てのジャケットを着たくなることもあるのですが、今の自分には不釣り合いですし、背伸びをせず、自分の身体に合ったものを身につけることの方がずっと大切なのだろうと。その方が何倍も小慣れて見えるはずですから。
夏着を涼しく過ごすための生地
生地は、懇意にさせていただいている陽気な店員さんが掘り出し物があると教えてくれて、国内外問わず良質な生地を安価で譲っていただいています。1着分取れるかどうかわからない2mほどの生地は、自分のような小柄な人でないと足りないので、お店にとってもWin-Winなのでしょう。このトレーニョもその1つ。
ちなみにこの生地では3~4万円でマイサイズのジャケットを誂えてくれます。消耗の激しい夏着ですから納得できる金額だと思っています。
(ちなみに同じ織りでこちらはライトブルー。ちょっと上級者向けかなぁと思い、ペンディング中。)
これまで夏着は色々と試してきました。スーツではシャリ感のあるキッドモヘヤ、ジャケットは着ると涼しさを感じるZegna(ゼニア)のクールエフェクト、シャツは速乾性と防皺性に優れたBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)のBROOKSCOOL(ブルックスクール)。夏着こそメーカー各社の技術力が試されるように思います。
なかなか購買意欲は戻ってきませんが、真夏にも凛と姿勢を正すことのできるアイテムを少しずつ探していきたいですね。ジャケットが完成しましたらまたご報告をさせていただきます。
それではまた!
TAGS: Jacket・LanificioDiTollegno・MTO | 2014年3月11日