アサヒグループHD(2502)Asahi SUPER REPORT 2014年春号について【定点観測】
見事13期連続の増益達成!
先月のことになりますが、株主総会を終えたアサヒグループHD(2502)から株主通信をいただいておりました。正直、業績が順調過ぎて、ホームワークを怠っており、反省をしております。
とは言え、文句の付けようがないほど優等生なアサヒグループHDの業績。加えて泉谷社長が就任してからは特に安心し切っております。と言うのも、株主総会に出席してからというもの、すっかり泉谷社長のファンになってしまっており、この人に任せておけば大丈夫、という妙な安心感が芽生えてしまうほど経営者としての魅力的を感じています。
今年の株主総会に行かなかったのもそんな安心感からなのですが、どんな時もホームワークは怠ってはいけませんね。と言うことで早速、スーパーレポートの内容を見ていきたいと思います。
(13期連続増益の達成)
まずはなんといっても好調な業績面に触れないわけにはいきません。見事13期連続の増益を達成し、着実に企業価値を高めています。
さらに昨年は約300億円の自社株買いも実施しており、私が投資において最も重要視しているEPS(1株純利益)も順調に数字を伸ばしています。
(スーパードライのブランド戦略)
アサヒと言えばやはり「スーパードライ」が代名詞ですが、このところ「スーパードライ」ブランドを前面に押し出す戦略を打ち出している様子。
スーパードライに関連する取り組みとしては、製造から3日以内に工場出荷の「鮮度実感パック」、1缶1円の寄付、氷点下で飲むエクストラゴールド、ドライブラックやドライゼロといったエクステンション商品の拡充など幅広く展開しており、減り続けるビール需要を何とか食い止めるべく様々な取り組みが行われています。
待ち望まれるスーパードライに続くヒット商品
業績面には文句が無い一方で、新商品についてはイマイチパッとしないと常々感じています。いつもライバルのキリンやサントリーの後手に回っている感があり、どうしても二番煎じな印象が拭え切れません。
(新登場のドライプレミアム)
そんな中、新たに誕生したのがドライプレミアム。ヱビスをはじめとするプレミアムビールの牙城を切り崩せるかが注目されます。また、昨年はグループ全体で1.6%減となったビール出荷量ですが、ビール復権の起爆剤となることも期待されています。
(新商品のリラ プレミアムこく赤とドライプレミアム)
で、早速ですがスーパーレポートに掲載された新商品を購入して試してみました。右が「ドライプレミアム」で左が「サントネージュ リラ プレミアムこく赤」。
個人的な感想を申し上げると、ドライプレミアムは美味しいですが、パッケージに比べて味のインパクトは少々弱いかな。リラ プレミアムに至っては最初甘ったるくて飲み難く困りました(なぜか開封4日目くらいからちょうどいい感じになっていましたが・・・)。
(愛飲しているサッポロの赤ワイン)
余談ですが、高ポリフェノールを謳う赤ワインならサッポロの「ポリフェノールたっぷり酸化防止剤無添加赤ワイン<有機プレミアム>」が一番美味しいと思います。
ペットボトルワインとしてリラは口当たりの良い軽やかな飲みこたえで美味しかっただけに、リラ プレミアムはもう少し改良の余地があるかもしれません。とは言え、ヒット商品なんてそう簡単に生まれるわけもありませんので、ぜひ引き続きトライアンドエラーを繰り返して、スーパードライに続くブランドを確立して欲しいと思います。
(今年の株主限定ビールに期待)
最後になりましたが、毎年楽しみにしている株主優待。もちろん今年も株主限定ビールを申込みました。今年はフルーティーな香りとアルコール7%が特徴なのだとか。大いに期待しながら、到着を待ちたいと思います。
それではまた!