【投資】外国株に直接投資。初めての米国株は大好きなRalph Lauren(RL)
銘柄選定が楽しいだけじゃダメだよね・・・。
いびつなアセットアロケーションの是正は自分の中で長年の課題となっております。中でも外国株の保有割合が低いことについては常々気を揉んでいます。
外国株の保有割合が低い原因は「インデックス投資に面白味がない」ということではっきりしておりまして、アセットアロケーションの重要性は十分認識しながらも、ついつい日本株やJ-REITなど、個別銘柄の選定に目移りしてしまいます。
(先月末の外国株の保有割合は約5.1%)
この面白味のない外国株の保有割合をどうやって増やそうか考えた末、たどり着いた結論が、日本株同様、個別銘柄に直接投資することでした。
で、早速マネックス証券に口座を開設(米国株取引では手数料がダントツに安い)。
で、早速物は試し、という訳ではありませんが、「買うならこれ」と考えていた銘柄のうちからスクリーニングで振るいにかけ、1銘柄の購入を決めました。
初めてのトレードはRalph Lauren(ラルフローレン・RL)
米国株は会社四季報のようなものが無いので苦労しましたが(つい先日、東洋経済から米国会社四季報が発売されましたね)、MSN MoneyやGoogle Finance、モーニングスターなどでデータを整理しながら、最初の1銘柄を選定。
結果としてRalph Lauren(ラルフローレン・RL)に投資することに決めました。
投資の理由は、ラルフローレンの洋服が大好きだから、ということはもちろんですが、順調に増えるEPSの伸びと米国株の中ではまずまずのROE(約18%)、純利益対借入金の比率・営業キャッシュフロー対借入金の比率がそれぞれ1に近く、言い換えれば1年程度で返済できる健全な財務体質であることなどから購入に至りました。
相場が上昇傾向にあり、配当利回りは1%台、PERも19倍前後とやや割高なのが気になりますが、過去の平均PERを見てみると20倍程度であり、一時的に下落して含み損を出しても、高いROEを原動力に長期的には株価上昇に期待できそうです。
そして何より、少数ではありますがラルフローレンに投資をしているというだけでテンションが上がります。販促活動にも積極的に協力したくなります(笑)。
注意すべきは、これを契機に自分自身のコレクター魂に火が点いて、銘柄を増やし過ぎてしまうこと。
米国株には日本株以上に魅力的な銘柄がたくさんありますが、銘柄が増えるほど管理も煩雑になり目が行き届かなくなりますし、万一処分する際は手数料や為替など、日本株以上にコストも手間もかかりますから。
個別銘柄への直接投資は日本株、外国株を含め10銘柄以内に
という訳で、外国株についても直接投資を始めましたが、日本株ほど情報がタイムリーでないこと、万一資産を処分せざるを得ない時のことも考え、基本はインデックス投資がメインという姿勢は変えません。
銘柄選定は楽しい作業ではありますが、インデックスをコア、個別銘柄への直接投資はサテライトとして位置づけ、あまり手を広げ過ぎないよう注意したいと思います。
特定の銘柄に集中投資することはリスクがありますが、一方で過度な分散投資は十分にリスク分散されたあとではリターンを薄めてしまうだけ。それではインデックスファンドだけを買っていた方がマシになってしまいますから。
当面の方針ですが、個別銘柄への直接投資は日本株と外国株を含め5~10銘柄程度に留める予定です(自社株を除く)。とにかく平時はインデックス投資で気長にのんびりと、常に余裕資金を十分プールしておくように心掛けたいと思います。
(若干改善された?現在のアセットアロケーション)
今回、直接投資の対象に外国株も加えたおかげで、選択の幅が広がりました。
これまでは日本株の中だけで銘柄選定をしていたため、例えば「国際消費銘柄」は日本にとって数少ない輸出産業の自動車関連業ばかりでしたが、外国株からも選べるようになればその国の内需銘柄も日本から見れば「国際消費銘柄」になります。
日本でもグローバルに活躍する企業はたくさんありますが、米国株を加えることで、俄然広い視野で銘柄選定でき、その幅も広がります。
(米国株は四半期ごとに配当金)
日本のバリュー株投資の投資基準と外国株の投資基準は商慣習や相場、環境の違いなどから別に設けなければなりませんが、これも勉強と思い、少しずつ取り組んでいきたいと思います。
それではまた!
TAGS: RL | 2014年7月15日