リジッドデニムを洗う
初めてのリジッドデニムの洗濯
かれこれ購入から2年が経過したA.P.C.のNew Standard。
これまで何も手を施さずに履き続けたため、嫁さんに「臭い!」と言われ続け、最近になりとうとう根負けして、初めてリジッドデニムを洗うことに。
(洗う前のバックポケット周辺)
このNew Standardに限って言えば洗うことは全くの想定外でした。
リジッドデニムのある意味ペタッとした手触りや張り・コシが気に入っていましたし、洗ってしまうことでその風合いが変わってしまうことにかなりの抵抗もありました。
そもそも洗って色落ちや縮みを楽しむのなら裾の処理もチェーンステッチにしたのですが、当時はその気が全くなかったので、裾の処理もスラックスと同じ処理でお願いしていましたし、丈も縮みを考慮せずぴったりで詰めていました。
(余談ですが、A.P.C.ではこのNew Standardについて、いわゆるデニムの経時変化を楽しむという感じでは押していない様子で、チェーンステッチでの処理をお願いしたところ、A.P.C.でのデフォルトは普通の処理です、と言われたことを記憶しています。)
(洗う前のひざ裏周辺)
さて、ぶつくさ言っていても嫁さんのプレッシャーはきつくなる一方なので、いざ覚悟を決めて、バスタブに水を張り、色落ち防止のため食塩と若干のエマールを投下。
「ええぃ、ままよ!」
(バスタブにイン!)
後は野となれ山となれ・・・ですね。
(ジワジワ浮く汚れ)
時間を置いてひっくり返し、さらに浸けること小一時間。
最後に撫でるように手で表面を洗いながら、丁寧に水を切り洗濯機で脱水。
(浮き立った汚れ)
水が黄色いのは・・・やはり汗や皮脂汚れなんでしょうか?ちょっと引きますね(汗)。
心配だった縮みは、逆さに干したり乾き切る前にしっかり伸ばしたりしたおかげでツンツルテンにならずに済みました。恐らく防縮加工が施されているのでしょう。
一方、生地についてはインディゴはそれほど抜けなかったものの、幾分ゴワッとした風合いになりました。若干ですが洗剤を入れたから、その分油分も抜けてしまったのでしょう。覚悟はしていましたが今となっては名残惜しいです。
洗剤は入れずに水洗いだけで洗えば良かったのかなぁとか、水で洗わずにクリーニングに出せばよかったかなぁとか、悶々と考えてしまいますが、何事も経験、と割り切っていこうと思います。
ちなみに、夏のデニムは履くと汗で臭いも気になり、洗うたびに風合いも変化してしまうので、以前「夏はジーンズを避けてチノパン中心で」なんて書きましたが、一度洗ってしまったら気にならなくなるものですね。
これもリジッドデニムを洗ったことによるある種の収穫でしょうか。だいぶ神経質に考えていたようです。
さて、別の日。
(丈詰め前の糊落とし)
早く履きたくて、週末を使い先日購入したばかりのDouble RL(RRL)のホワイトデニムパンツも糊落としのためバスタブに。
洗い上がりを比べてみると、デニムによって洗い上がりの風合いに差があるのは面白い。
早速週明けに丈詰めに出そうと思います。こちらは8mmのチェーンステッチの予定。
早く履き回したく、今から楽しみで仕方がありません。
(追記:2014年7月14日 0:35)
@ibushiginnan あっ!プリシュリンク(防縮加工済み生地)でしたか。レングス無事だったようで良かったです。因みに水が黄色くなるのはインディゴの染料です。洗う時に温度が高い水や柔軟剤入りの洗剤使うとデニムのゴワゴワ感が無くなってしまうのでご注意ください。私は水のみです。
— kou (@kou_nn) 2014, 7月 13
Twitterでkouさん(@kou_nn)に「水が黄色くなるのはインディゴの染料」と教えていただきました。水が黄色いのは自分の汗や皮脂汚れが原因と思い、ドン引きしておりましたが、安心しました。kouさんありがとうございます!