過保護ゆえ?銀冠玉のイビツな育ち方
日光不足による生育障害「徒長」を防ごう
水やりと日光の調整だけは注意しながら育てた、この1年。
今では、朝起きて朝日を浴びるサボテンを朝食前に眺めるのが日課となっており、サボテンの世話と言いつつ、辛抱強く気丈でいて、とにかく愛らしいサボテンたちが微笑ましく、憂鬱な朝も心に潤いを与えてもらい、大いに癒されております。
昨年からこの1年で一回り大きくなり、嬉しい反面、ちょっと気になることが・・・。
(なぜか上に伸びる銀冠玉)
一見順調そうに見える銀冠玉の成長ですが、横から見ると・・・胴長なんですよね。これは栽培主に似てしまったということなのでしょうか(笑)。
冗談はさておき、ちょっと気になるのは、柱サボテンによくある「徒長」という生育障害。
サボテンは日光不足だと、横に太らず成長点からヒョロヒョロと縦に伸びてしまうことが良くあります。
一見成長しているように見えますが、これは完全に日照不足による生育障害、丸い愛らしい姿がもやしのような醜い姿に変わってしまいます。
この徒長、水も土も十分で、サボテンが成長したがっているにも関わらず、太陽の光が不足すると起きる症状だと言われています。
室内で育てていると、日光を欲する品種ほど決まってこの徒長の状態に陥り、個体も弱くなり、最後は腐って枯れていきます。昔(と言っても小学生の頃ですが)大切にし過ぎてよく失敗したものです。
(丸々と育つ兜丸)
銀冠玉の場合、恐らく徒長ではないとは思いますが、株をふっくら太らせるにはやはり太陽が不可欠。
休日には天気を見て小まめに屋外に出していましたが、最近は気温も上がり、日差しが強かったり夕立があったりと、天候が変わりやすかったのでどうしても室内が中心でした。少し過保護にしすぎたかもしれません。
一緒に購入し、ペアで育てている兜丸は丸々太って育っていますので、やはり品種によって適した環境が少しずつ異なるのでしょう。大きくなるにつれ、少しずつ特徴も差が出てきましたので、個体ごとにそれぞれ対応をしてあげる必要がありそうです。
間もなく梅雨明け。
ずんぐりむっくり、丸々太った株に成長してもらうよう、それぞれに適した環境を整え、秋までにもう一回り大きく成長してもらいたいと思っています。
TAGS: 銀冠玉 | 2014年7月21日