佃島のつくだ煮御三家「佃源 田中屋」に行ってきた
日本酒の肴を求めて
最近、密かにハマっているモノ、それが「つくだ煮」です。(渋いっ!)
ランニングを再開してからはしばらくお酒を飲まない生活が続いていましたが、本格的な冬に入り、日本酒が美味しく感じられるようになってからは定期的に愛飲しています。飲み過ぎると後が怖い日本酒ですが、自宅でも嫁さんの様子を伺いながら時々夕食時に一合程度。
しかし、日本酒は夕食と一緒にいただく、という感じでもないので(ごはんと一緒に飲めなくもないですが・・・)酒の肴が欲しいなぁと。そこで職場からほど近い佃島でつくだ煮を買い求めることにしました。
つくだ煮はこれまであまり関心がなかったのですが、日本酒を飲むようになると俄然興味が湧き、正月の親戚へのお土産をつくだ煮にして、ついでに我が家の分も買ってこようと。本当は自分が食べたいだけなんですけどね。
(佃大橋の上からの風景)
佃島は職場からも近く、佃大橋を歩いて渡るとすぐなんですよね。昼休みを利用しても行って帰って来れる距離にもう10年も勤務していながら、僅かに数回しか訪れたことがありませんでした。お酒の趣味が変わると食の嗜好も変わるものです。
佃島のつくだ煮と言えば、「天安」「佃源田中屋」「丸久」の老舗御三家があるのは有名ですが、今回は田中屋さんに行ってきました。
(酒飲みホイホイな換気扇)
この界隈、甘辛い醤油の香りに食欲がそそられ、ついついお腹が鳴ってしまうのですが、それも田中屋さんのこの換気扇からもうもうと吐き出される煙と香りが原因。
3店舗のうち、どこに入るか悩んでいる人も、この換気扇の甘辛い香りに誘われて田中屋さんに入ってしまう人も多いはず。
(佃源田中屋さんの店先)
ガラガラッと引き戸を開けると元気なおば様方が出迎えてくれます。店内であれこれと物色。どれも美味しそうで悩みますが、今回はご飯に乗せるのではなく酒の肴ということもあり、粒の大きな”あさり”と”鰹の角煮”を購入。どちらも100gで670円です。
(つくだ煮用にと100円ショップでお皿も購入)
塩分が強いので、と嫁さんに窘められながら、それぞれ少しずつお皿に取り分けていざ晩酌。思わず「く~ぅ」と唸るつくだ煮と日本酒の相性は抜群です。
ちなみに一番右は天安さんでいただいたおまけの海苔のつくだ煮。この冬は接待の手土産やら親戚へのお土産やらで、これまで訪れたことのなかった丸久さんにも足を運び、3店舗すべて回ることができました。
様々な食材の佃煮を味わうのも良し、それぞれのお店の味付けを比べてみるのも良し。毎回どの店、どの具材にするか迷うのも楽しく、しばらくは佃島詣でが続きそうです。
「佃源 田中屋」
東京都中央区佃1-3-13
03-3531-2649