道具は手直しで息を吹き返す
お直し上手は皆洒落者(という共通項)
昨年オールソールをしたTricker’s(トリッカーズ)のカントリーシューズが完全に息を吹き返しました。
ヒザのケガの再発原因でもあった靴だけに一時疎遠になったものの、昨年にダブルソールをリッジウェイソールに変更し、その際ミッドソールを排除するなどのリペアを断行。
その結果、履き心地はリペア前とは雲泥の差。至極快適になり、寒さの深まりと共に出番も増え、日増しに愛着が湧いています。
(過去の記事)
(夜な夜なクリームを入れてメンテナンス)
こうして見つめ直してみると、道具は多かれ少なかれ手直しが必要なのだなぁと改めて感じます。洋服にしても靴にしても、既製品なら自分の身体に合わせるための手直しが。
今回のトリッカーズの場合は、「ケガゆえやむを得ず」なカスタマイズでしたが、身体に合わないからと言って疎遠になったり、ましてや手放したりするのではもったいない。距離を縮まる努力を怠っていたらと思うと少し怖くなりました。
モノの持つアイデンティティは尊重しつつ、身体に寸法や仕様を変えて、より愛着と快適さを持ってお洒落を楽しむ。ミッドソールを排し、屈強さはなくなったけど、自分にはこのくらいの方が”自分らしくて”ちょうどいいような気さえしてきます。
(きれいにラウンドしたキャップトゥに萌える)
上記とはまたちょっと異なるのですが、ブログを通じて良くしていただいているtkjさんやhydeさんが、洋服を購入する以上に購入後の手直しをしっかりされ、カッコ良く着こなされているのを拝見するたび、自分のモノにするためには、モノとの差を縮まるための作業が重要なのだと痛感します。
と 同時に、自分の身体の特徴をよく理解し、自分を良く見せるためにはどうすればいいかということについても熟知しておかねばならないと感じ、これまであまり考えてこなかった既製服のリサイズについて、さぁどうすれば良く見せることができるものか、と日々思いを巡らせています。
様々な人のブログやツイッターを拝見していて「お直しの上手な人はみんな洒落者」というのが共通項であり、持論なのですが、そういう人ほどモノの持つ良さを自ら引き出し、上手に扱える人でもある、とも思ったり。
・・・話が少し脱線しました。
自分の身体なんて生活態度や年齢と共にいくらでも変化するモノでしょうから、モノを手直しするすべを学ぶべきだと、リペアで息を吹き返し、再びローテーション込りしたカントリーシューズを眺めながら、そんなことを考えていました。
と言うわけで、今後自分の目指すところはモノとの距離を縮めること。最近、ランニングを続けているおかげか、特に臀部から太ももにかけてスリムになってきましたので、手始めにA.P.C.(アーペーセー)のNew Standardをお直しに出して勉強しようかと思っています。
上手く仕上がりましたらまたご報告しますが、失敗したら最初からなかったことにしますw。さてどうなりますやら・・・。ではまた!