【投資】2015年4月の資産運用の状況
「投資運用状況」ページを更新しました。
以前にも書きましたが、「Sell in May」に備えて、4月は資産のスリム化を実施しました。
(過去の記事)
米国から発表される統計数字がことごとく悪く、市場の過熱感を冷やしてくれるだろうという思惑からですが、一時は2万円に乗せた日経平均株価もその後は下げに転じており、読みは大体合っていたかと思っています。
アメリカの数字は悪かったですが、先行き見通しは楽観視していますので、5月はセール品を物色する気分で、市場の動向の変化を楽しみたいと思います。
そんなわけで2015年4月の投資状況について、振り返ってみたいと思います。
4月の取引の状況
今月の取引の内容は以下の通りとなっています。
(3銘柄の売却を実施)
先行きの見通しの悪い日立建機(6305)と、他の銘柄と比べ見通しの弱いユナイテッドテクノロジーズ(UTX)・エクセルエナジー(XEL)の3銘柄を売却しました。
これまで分散投資のために多くの銘柄を組み入れていましたが、過度な分散投資はパフォーマンスを落とすだけですので、今回のポートフォリオのスリム化を検討するに当たって、不安要素の抱える銘柄は処分することにしました。
一方で、新たにマスターカード(MA)を新規購入、また割安感のあるハネウェル(HON)とセルジーン(CELG)は買い増しを実施しています。今後も相場が弱ければ、さらに買い増します。
今回、銘柄の売却を実施した結果、残った銘柄は7銘柄ですが、今回の見直しで保有目的を改めてはっきりさせることができました。前提条件が崩れない限りストロングホールドしていきます。
(日本株はとうとう2銘柄に)
先月と比べ、日本株の割合がさらに減少をし、約20%までポジションを落としました。キヤノン(7751)とユナイテッドアローズ(7606)の2銘柄だけですから当然と言えば当然ですね。
日本株については株主優待銘柄の購入を検討しておりますが、限られた資金の中で投資している以上、相場の弱い現状では値上がり益の見込める銘柄を買い増す方が先決。
(バランスはさらにイビツに)
これまでは割合の均衡が取れていないとストレスを感じていましたが、それもしばらくすれば慣れるもので、もう気にならなくなりました。
過度な分散は銘柄のコレクション化に繋がり、さらには銘柄に情や思い入れが湧いてしまいます。
ブログには掲載していませんが、総資産の推移だけを絶対唯一の目標とすることで、分散投資に固執することも無くなりました。
的確な投資判断を下すには、きちんとした投資目的を持ち、機械的なルールでトレードし、継続的なホームワークを欠かさないことだと改めて思った次第です。
4月の配当金の状況
4月の配当金の内容は以下の通りとなっています。
(4月もしっかり配当金を得ました)
米国株2社、J-REIT1社からそれぞれ配当金をいただきました。
中でもアドバンス・レジデンス投資(3269)については後日別途記事にしたいと思いますが、今回も安定的かつ想定を上回る分配金を受けることができました。
REITはこれまでずっと値上がりをして配当利回りも落ちていましたが、最近になりようやく株価も下落傾向。
しかし、まだまだ割高感は強く、少なくとも配当利回りが5%前後にならない限り手が出しにくいですが、安定的なキャッシュインカムが期待できるREITは、少なからずポートフォリオに組み入れておきたいですね。
保有銘柄の状況
今月も3銘柄ほど売却をしたために、権利確定月カレンダーは先月と比べさらにスカスカになりました。
日米合わせて7銘柄まで銘柄数を減らしましたが、おかげで多少弱気な局面でも自信を持って保有し続けられる、また喜んで買い増しできる銘柄のみ手元に残りました。
(業種別の構成比は参考程度に)
業種別については過度な偏りを無くすための参考程度に作っています。今回のユナイテッドテクノロジーズの売却も同じ資本財に3M(MMM)とハネウェルがあることから売却を決めました。
個人投資家は誰に干渉されることもなく、また余裕資金で運用している以上、時間を味方につけない手はありません。
相場が上げていれば利益を確定し、相場が弱いと思えば買い増しをする。相場に翻弄されることなく、自分のペースを守ることが個人投資家で成果を上げる唯一の方法なのだろうと思えてなりません。
そんなわけで5月の市場の変化も楽しみたいと思います。それでは!
TAGS: 運用報告 | 2015年5月8日