【投資】20年先を見据えたアセットアロケーション(資産配分)の在り方
アセットアロケーションを真剣に考えてみた
アセットアロケーション(資産配分)なんて、本来その人の年齢や家族構成、置かれている環境などで千差万別なわけで、誰得?なエントリーではありますが、自分自身と向き合い、アセットアロケーションを組んでみました。
昨年までと大きく違うのは子どもの誕生であり、より長期的にリスクと向き合わなければならなくなったこと。
子どもが成人するまでには何かをお金がかかります。万一家計の蓄えを食いつぶした場合に、いつ個人の蓄えを切り崩すことになっても慌てないようにしたいと、これまでよりもリスクを抑えて安定したリターンを得る必要がありました。
また、家族や仕事に費やす時間がこれまで以上に増え、反面自分の時間が大きく減ることから、個別銘柄を常にウォッチし、追い続けるのは少しずつ難しくなってくることから、多くの部分を投資信託(ETFを含む)に切り替える必要もありました。
(「my INDEX 資産配分ツール」が便利)
そんなわけで、少なくとも子どもが成人する20年先を見越して組んだアセットアロケーション目標がこちら。
20年では「長期」よりも「中期」投資ですが、目標もその時々で刻々と変化するものでしょうから、現時点で考える20年度の在り方ということになります。
養育費は基本的に家計が負担しますので、こちらで示すアセットアロケーションは引き続き私の個人的な資産に対する資産配分です。最終的に、目標としてリスクを13.7%、平均リターンを8.2%としました。
私個人の資産なんて大したことない割に組み入れるアセットの種類がちょっと多い気もしますが、まぁ趣味の延長ですので、厳しいツッコミはご容赦ください。
さて、悩んだのは自社株の取り扱い。現在5%程度の組み入れを検討しています。
この際自社株を無くし、日本債券を15%から20%にすることで、平均リターンを8.2%で維持したままリスクを13.0%まで引き下げる予定でしたが、インサイダーのため売却できないこと、安定した配当収入が見込めること、持株奨励金が付くことなどから細々と継続することに。
ちなみに自社株は単元株数まで貯まったら、その都度家族名義に名義書き換えをして塩漬けにしておく予定。
本格的なインデックス投資へと大きく舵を切る
(インデックスファンド積立スケジュール)
今回から債券クラスを合計で22%まで引き上げることにしたために、先日積立を開始した「三井住友TAM-日本債券インデックスe」に加え、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド」の積立を6月より開始します。
(過去の記事)
基本的に毎月インデックスファンドを積立購入し、またETFへのリレー投資もしない予定。カン・チュンドさんのブログで「「リレー投資」ってほんとうに必須なのでしょうか?」を読んで、自分には基本投資信託買いっぱなしの方が性に合っていると感じました。
また同ブログの「カンさん、ETFと投資信託、どっちがいいの?」にある通り、投資信託とETFの信託報酬には差があるものの、たとえ含み損になったとしても、投資信託の場合毎月積み立てている安心感があることから、インデックス投資は投資信託の積立投資に専念することに。
一方で少しアクティブな面も残し、日本株と米国株については厳選して個別銘柄にも直接投資をします。「インデックス以上のリターンを追求!」などと言うつもりは毛頭なく、企業に直接投資をする投資の醍醐味も残しておきたいと。
四季報を見て「これは良いな」と思える銘柄があれば、チャンスを活かすべく直接投資をし、「上がった」「下がった」を楽しみたい。インデックスファンドだけではあまりに殺風景でつまらないですから。
なお、米国株はバリュー銘柄、日本株は高配当・株主優待銘柄などからも投資先を検討します。銘柄選定の基準についてはこれまでと変わりありません。
(目標と現状とのかい離)
さて、今の現状は・・・というと、今はこんな感じ。新たに立てた目標とのかい離は当然ながらまだまだ大きい状態です。
特に現在は現金が資産の15%を占めており、次の投資先をどこに振り分けるか、アセットアロケーション目標が決定するまで待機の状態でしたので、ようやく目標も決まり、今後、毎月の積立投資の額を調整して少しずつバランスを矯正していく予定。
目標はあくまでも目標であり、きっちり守らないからといって誰かに怒られるわけでもありませんので、慌てず騒がずゆっくりやっていきます。
日本株が11連騰する中、相場の流れにある意味逆行する形でインデックス投資に思い切り舵を切ることになりましたが、人は人、自分は自分、相場や時代の波に翻弄されることなく、自分の将来を考え、目標実現のために必要な投資手法を選び、進むべき将来に向けてコツコツとレールを敷いていきたいと思います。
それではまた!
TAGS: アセットアロケーション | 2015年5月31日