水槽で作る、我が家のサボテンにとっての安住の地
結局既製品でいいんじゃない?という結論
日照不足によるサボテンの徒長や、家族が引っ掛けて転倒させる被害など、サボテンにとって決してイイ環境とは言えない我が家。
そんな不憫なサボテンたちに何とか安住の地を用意してあげたいとサボテンハウスを作ろうと、これまでさまざまな案を練っていました。
寝ても覚めてもサボテンハウスのことばかり(嘘)。嫁さんには「またサボテン・・・(ため息)」と呆れられる始末ですが、クソ暑くなってからではとても面倒臭くて手がつけられないので、ここは梅雨明けまでの短期決戦です。
(作ろうとして断念したサボテン用フレーム見本)
庭を使った本格的なサボテン用フレームから、ベランダの塀に設置できて鑑賞にも適したフレームまで、DIYを駆使して様々な構想を思い浮かべましたが、いざホームセンターで材料を探したりすると思った以上にお金もかかることが判明。
何より考えている間に何だかもう面倒臭くなっちゃって、出来合いのモノで何とか対応できないかと考えて購入したのがこちら。
(水槽を買って横倒しに)
そう!お魚を入れる水槽です。全面ガラス張りのモノ。これを横倒しにして屋外に設置しようかと。(参考にさせていただいたブログはこちら)
嫁さんに引っ掛けられないようベランダのデッドスペースに設置するため、塀の高さが日照時間を妨げられることのないよう設置位置の高さを確保すべく水槽台も購入。
(天板にバックスクリーンを貼り付け)
また、直射日光による日焼けを防止するために擦りガラス風のバックスクリーンも合わせて買い、天板とフロント部分の上部に見よう見まねで張りつけ(よく見ると失敗していますがご愛嬌)。
(一応温度計も装着)
開口部は口が空いており、熱がこもらないようにしていますが、念のため水槽中に温度計も設置してみました。一気にソレらしくなります。
湿度計も付けたいところですが、そちらは追々設置することにして、これで準備。楽チン!
で、早速サボテンを置いてみました。
(サボテンを配置してみた)
オーッ!なかなかイイ感じではないでしょうか。これなら簡単な雨でも凌げますし、天気を気にすることなく出しっぱなしでも外出できます。
(スペース広々。まだまだ置けます!)
そしてこのスペース。水槽のサイズは60×36×30と広々していて、まだまだサボテンが置けそうです。
・・・イカン、調子に乗ってサボテンがどんどん増えそうな予感がビンビンします。
(光を柔らかくしつつ明るい内部)
何だか水族館の中みたいでとってもイイ感じ♪
当初、水槽全体に寒冷紗を掛けようかと思いましたが、バックスクリーンを貼り付けてしまった方が嵩張らず、かつスタイリッシュな気がして試してみたところ、正解でした。
ロフォフォラ属もアストロフィツム属も日差しにはそれほど強くありませんから、日焼け防止はしっかりとしなければいけませんが、真夏を除いてバックスクリーンによる遮光だけで十分な気がします。
(フロント方向から見た様子)
もし、強い日差しを好むサボテンが中に入る場合には、バックスクリーンの掛からない最前列に置くことで直射日光を浴びることができます。
もしもっと日差しが強くなれば寒冷紗を、日差しが足りないようでしたら水槽の上下をひっくり返しバックスクリーンを貼っていない面を上にすればオッケー。
左右はフィルムを貼っていませんので西日が多少気になりますが、しばらくは配置に気をつけれながら様子を見たいと思います。
(台風などで中に取り込む際も楽チン)
水槽をベランダのデッドスペースに置くことで、室内外のスペースを有効活用でき、また人災リスクは最大限に軽減することが可能になりました。
網戸越しにサボテンの様子も逐一確認できますし、家の中に取り込むときもいちいちベランダに出る必要はありません。
暑さが増して水槽内に熱がこもる場合は、網戸越しに扇風機で風を送ればイイですし、う~ん!もう完璧じゃないですか。
(日光をいっぱい浴びて大きくなぁれっ!)
当初はビニールハウスも考えたものの、締め切ってしまうと換気ができず、結果としてカビの発生や病気に繋がりやすいことから、今回は日照時間の確保と急な雨露を凌ぐことを最優先で考えており、雨雪がガッツリ降る日は屋内に取り込む予定。
DIYで作るよりずっと安く済ませることができましたし、今回は大満足。冬の寒さ対策もこれから追々検討します。
環境も改善され、安住の地に移されたサボテンたち。これからたっぷり日差しを浴びて丸々太ってくれればいいなぁ。
2015年7月14日