【投資】新興国株テコ入れのため、アリババ・グループ・ホールディングス(BABA)を新たに購入
セルジーンを少し売ってアリババを買いました。・・・が、また売りのタイミングを間違えたみたい(涙)
たとえ自信はあっても素人が1銘柄に集中し過ぎると痛い目を見るのは投資の常ですが、これまでナンピン買いで買値を慣らしてきたセルジーン(CELG)も先日ようやくプラスに転じました。
そこで1銘柄に集中気味だったセルジーンを一部売却し、投資余力を確保するとともに、健全な割合まで少しずつ引き下げていこうと、先日ちょこっとだけ売ってみたのですが・・・。
(売った2日後にM&A発表で株価が跳ねた)
売ったその2日後に米国バイオ製薬会社 レセプトス(RCPT)の買収を発表したことから株価が8%以上伸長したんですよね。あ~ぁ・・・。
このところのリバランスで投資余力が少なくなっていたので、最近の値動きの激しい相場を勘案して投資余力を多めに用意しようとした判断は間違いではなかったのですが、いささか売り急いでしまったかもしれません。
今回の売りをごく少量で留めておいたことだけは不幸中の幸いでした。
何はともあれ、今回準備したキャッシュで、新たに阿里巴巴集団、アリババ・グループ・ホールディングス(BABA・以下「アリババ」)を購入することにしました。
(新たにアリババを購入)
アリババは、中国のコンピューター商取引全般に対して80%のシェアをとっているとも噂される巨大ネット取引企業で、世界最大規模のB to B(企業間取引)サイトである「阿里巴巴(アリババドットコム)」、アジア市場最大のオークションサイトである「淘宝網(タオバオ)」、楽天市場やアマゾンなどと類似サービスの「天猫(T mall)」などを展開しています。
アリババは米国市場に上場する米国預託証券(いわゆるADR)なのですが、2012年に香港市場から撤退し、2014年からニューヨーク市場のみに上場している点では異色です。
このところ中国株急落の影響でアリババの株価もだいぶ下げていましたので、新興国株のテコ入れも兼ねて購入しました。
(新興国株が5%程度まで増加)
少し余談ですが、先日、日本銀行が発行する季刊誌「にちぎん2015 No.42夏」に興味深い記事が掲載されていました。
日本銀行北京事務所が執筆した「爆増する中国のネットショッピング」というコラムの中で、中国は今やインターネットショッピングの市場規模は2014年に54兆円と世界最大のネットショッピング大国に成長し、毎年5~8割と急拡大しているとの記述がありました。
「中国では、高い店舗賃料に加え、都市維持建設税など様々な税金やメーカーが負担する商品棚の利用料などがあり、出展型の販売コストが押し上げられています。その分、ネットショッピングの割安感は他国以上に大きいものがあります。」(にちぎん2015 No.42夏「爆増する中国のネットショッピング」より引用)
中国の消費の1割以上をすでにネットショッピングが占めており、さらに拡大する市場にアリババのビジネスも今後ますます成長期待ができると判断し、購入に至りました。
(「1.IT」銘柄としては新規)
新興国株の個別銘柄に興味はあるものの、為替や手数料など、これまで以上に手間が煩雑になるのは避けたいので、米国市場に上場するADRなら情報もきちんと取れますし、上手く活用するといいのかもしれません。
中国景気の動向と共に注視し、今後さらに下げれば買い増しをしたいと思います。