【投資】米国株:ウォルト・ディズニー(DIS)を新規購入
円高に振れたことでリバランスのチャンス到来か
恥を承知で申し上げますと、自分のポートフォリオにある米国株の成績を見るたびに、あまりの成績の悪さにびっくりします。
株価の時点ですでにマイナスの銘柄もありますが、さらに昨年の1ドル120円を超える円安ドル高の局面でせっせとポートフォリオを固めていったという事情もあり、タイミングとしては最悪。
株安と円高の同時進行で、ユニオン・パシフィック(UNP)のマイナス30%を始め、米国株は軒並みマイナスという状況です。
株価だけでなく為替変動も考慮しなければいけない外国株への直接投資は、一時期に集中して購入すると失敗することを身を持って体験しました。
株価と為替の問題を考えるのが大変ならば、やはりインデックス投信を積立購入するのがベストなのでしょう。
とは言え、どうしても投資をしている実感を得たい者としては、企業への直接投資は多少のリスクを追ってでも魅力的で、昨年の失敗の埋め合わせをしようとずっと機会を伺っていました。
折しも、年初から円高ドル安に振れ始め、その速度から、このままなら1ドル103円~105円を目指してくるのでは、という憶測もあり、為替動向に注目しています。
そんな中、1ドル108円を割ったところでまずは初動買いを実施して相場を試すことにしました。
新たにウォルト・ディズニー(DIS)を購入
(相場を探りながら試し買い)
今回購入したのは、総合エンターテインメントの雄、ウォルト・ディズニー(DIS)です。
昨年は、映画「スターウォーズ フォースの覚醒」の公開を控えてグングン株価も上がったのですが、相場の冷え込みもあり、映画公開後は少し落ち着きを見せ始めていたので購入することに。
株価は今年2月の一時期よりも持ち直してしまいましたが、正直なところ株価と為替の双方がベストな状況で購入することはできませんから、タイミングを狙って投資することは諦めました。
今回は1ドル108円に到達した時点で、過去と比べ割高感がなく、比較的安定的な銘柄をスクリーニングした結果、ウォルト・ディズニーになったという訳。
アセットアロケーションを中心とした投資に対する考え方
「投資成果の80~90%は、アセットアロケーション(資産配分)で決まる」と言われており、アセットアロケーションに基づく投資の理論においては、投資のタイミングはほとんど重要視されていません。
今回は、目標とするアセットアロケーションと自分のポートフォリオに大きなかい離が発生しており、先進国株のテコ入れが主な目的でしたが、資産配分さえ守ればポートフォリオの中身(銘柄)は正直なんでもいい、というのが私のスタンス。
「なんでもいいならインデックスファンドを買っておけば?」って至極まっとうなご指摘がありそうなのですが、飽きっぽい性格の自分には株式への直接投資やアクティブファンドの活用も、ポートフォリオを構成する上では「有り」だと考えています。
そんなわけで今回リバランスをした結果がこちら。
先進国株は目標とのかい離差を5%以内に縮小しました。差はまだまだありますが、積立投信でリバランスを進めながら、今回のようにスポットでも買い足して調整をしていこうと思います。
これまで「株式5分類組み入れ構成比率」表を作成していましたが、今回から廃止します。
その理由は、この「株式5分類組み入れ構成比率」表が、日本株式のみを投資対象とすることを大前提にしていたため。
分散投資を意識するために作成したものですが、今では外国株にも直接投資をするようになったので、この5分類で意識しなくても分散ができることから不要と判断しました。
特に「5.グローバル・産業」から銘柄を探すのって、日本でも米国でも本当に企業数が少なく、その中から何とかひねり出すのでは、至難の業ではありません。
それに、確信が持てないままバランスを整えるためだけの投資になってしまうことは容易に想像できますから、結果として損をしかねず、デメリットの方が多いと感じました。
一方で、今回から始めたのが「株式業種別組み入れ構成比率」です。合計で24業種に分類していますが、実際に投資しているものだけをグラフにしています。
自分でも「資本財」と「バイオテクノロジー」が好きなのは自覚のあるところですが、グラフにしてもその嗜好性が如実に表れました。
ちなみに、今回投資したウォルト・ディズニーは「メディア」。
全24業種すべてに投資をして均等を保ちたい、という訳ではもちろんなく、投資先を選ぶ時にある業種ばかり買い集めないようするための確認をするためのもの。
このところ、小松製作所(6301)やテレビ東京HD(9413)を狙っていましたが、コマツは「資本財」に分類されるため当面見送り、テレビ東京は同じ「メディア」のディズニーとバランスが保てれば、といった感じ。
さて、間もなく米国企業も決算シーズンの到来。
昨年までの教訓を生かし、為替変動リスクを避けるため、直近の購入から次の投資までは、1ヶ月程度間を空ける予定です。
その間に決算が出揃いますので、じっくり分析して次の投資に備えたいと思います。それではまた!
TAGS: DIS | 2016年4月13日