【BUY】Blancpain(ブランパン)/ヴィルレ ウルトラスリム セコンドハンド デイト
巡り会い
数年前から「ゴールドケースの時計が欲しい」と折に触れて書いてきましたが、昨年子どもも生まれ、正直40代になるまでは手にすることはないだろうと思っていました。
しかし、頭の中には常にBlancpain(ブランパン)のヴィルレがありました。
38mmケースの3針と極めてシンプルながら、それゆえに強く感じるヴィルレの洗練された美しさに心惹かれ、内心では心に決めていたものの、プレーンな文字盤に一抹の物足りなさを感じている自分もいて、最後の決め手に欠いていました。
ところが先日、その最後のピースを「カチリ」と埋める、ある時計に出会ったことで急展開。今、自分の腕に納まっています。
(現行品と少し異なるヴィルレ)
今回手にしたモノは、かねてから熱望していたBlancpain(ブランパン)ヴィルレ・ウルトラスリム セコンドハンド デイト。ただしこちらは現行品の6223-3642-55ではなく、6223A-3642-55Bです。
今回決め手となったのはこの文字盤の装飾。現行品はフラットな白文字盤ですが、こちらは放射線状にギョーシェ彫りが施されており、これが購入に踏み切る最後の一押しとなりました。
(決め手となった放射線状に走るギョーシェ)
ブランパンの多くの時計に採用されるK18RG(レッドゴールド)ケースは、肌に馴染むためか落ち着いた光を放ち、イエローゴールドのように主張が強くないので大変気に入っています。
38mmのケースに納まる乳白色の白文字盤に控えめなローマンインデックスとデイト。40mmの方がデザイン的にも凝っていて人気のようですが、自分の細腕には38mmの方が合うし、極力シンプルな方が潔い感じがして。
(限定を示す裏蓋の刻印)
40mmと違い38mmはシースルーバックではないため内部を見ることができませんが、その代わり裏蓋には「Serie limitee」、そして「XXX/200」と刻印を見ることができます。
これは2009年に日本市場に向けて200本が販売されたうちの1本であることを示しています。
キャリバーは自動巻きの1150で、ローターもK18RGで贅沢な作り。パワーリザーブは100時間で、一度巻き上がると約4日稼働します。
(使いやすいDバックル)
オリジナルのホールディングバックルも高級感があって、何より至極使いやすいです。
夏はジャケパンが多いのでベルトはモラレート製のクロコダイルですが、夏が過ぎたらブランパンにもベルトを供給しているカミールフォルネのアリゲーターベルト(竹斑)に交換しようと思います。
(静かに喜びを噛み締める)
30代も中盤に差し掛かり、物欲も段々と薄れてきていましたが、久しぶりに心揺さぶられるモノに出会え、あらゆることに対してモチベーションが高まっています。
先週ようやく仕事も一段落しましたので、これからしばらくはお洒落を楽しみたいと思います。着用した様子についてはまた次回以降に。